2019年2月18日月曜日

ドラマ相棒season 17 13話と14話 まとめ出し でもちょっと納得いかない!?

「相棒season17-13 10億分の1  と
相棒season17-14 そして妻が消えた」


すみません!体調不良で更新が遅くなりました!
さらに私、この2話をまとめてみたのですが・・・

二つのストーリーの差が凄い!!


13話の「10億分の1」は、今はやりの「フリマアプリ」を盛り込んだものでしたが「リアル~」「ほんとにリアル」この言葉に尽きました。



今はSNSが発達していて、人との繋がりが「家の縦横」ではなく「ネットの縦横」なんですよね。ブログを介して知り合った方も多くいて、ブログの「いいね」がほしくて「フリマアプリ」を話題にする人も少なくありません。ブログやSNSを介して「オフ会」をしたりする方もいるようですよ。


孤独+「フリマアプリ」!本当にこういうことがあるのではないかと思わせるものでした。


さて、話を戻します(笑)

始めは、冠城さんが声をかけてちょっと仲良くなった女性が起こす事件かと思ったのですが、形式上は「職質」で声をかけた女性がなくなるという話でした。
さらに、フリマアプリを使って、本来売買されてはいけないものの取引をしていたとか!

思わずアプリ見ちゃいましたよ(笑)
ふとしたきっかけで「フリマアプリ」に出品した女性が、孤独を忘れさせてくれることに喜びを覚え、自分の住む場所に困るほど「物を売ってしまった」・・・ここぶっ飛んでると思われるかと思いますが、無きにしも非ずです。

そうなると「売るものがない」「お金がない」という負のスパイラルから、自分の意図としない道に進むこともあると思うのです。

自分に子供がいるのならなおさら、守らなければいけないという気持ちが働きますから。
ただ、この女性の職場環境も良くない!生活感あるとか、話す人が居ないとか、同じ服着てるとか・・・ただのいじめじゃないか!!

と憤慨していました。ムッキー!!!

彼女の周りや弱みに付け込んだ「心の歪んだ人」が起こした事件を起こし、殺人まで起きてしまった。

フリマアプリで売れないことを彼女に話す男性。男性は「薬の売買」をしているヤバイ方。それを知らずに「売れるよう手伝う」と彼女は手を貸します。
ところが、宝石の売買なのだと信じていたものが、それは「コインロッカー」のキーをやり取りしているものだ知る。コインロッカーの中身は当然「薬」。

彼女は子供のためにも辞めようと思うが脅迫されて出来ない。フリマアプリで知り合った友人に自分の仕事を変わってもらおうとする。友人は、フリマアプリで手伝うふりをして、実際は取引を無効にしていた。

自分が取引を無効にしたことで、彼女に被害がいかないか気がかりになり、彼女の職場を訪れる。

取引が無効となり困る人物は、最初に声をかけた男性だけではなかった。実は、彼女の勤務先に出入りしていた「運送業者の男性」が、フリマアプリで取引をしてくれそうな騙せそうな人を、薬の売人に教えて、情報提供料・成功報酬をもらっていた。それだけに、フリマアプリで取引が無効になれば、旨みも消えてしまう。運送業者の男は、彼女の弱みに直接ではないが付け込んでいたのだった。

彼女はそれを知らず、「運送業者の人」をいつもよくしてくれる話しやすい人と友人に話していた。

彼女に会いにいった友人は、彼女よりも先に「真実」を知ってしまう。そして彼女の子供を守るために起こした行動の結果、誤って屋上から転落して亡くなったのだった。
友人が亡くなった本当の理由を知った彼女は・・・子供を今まで以上に大事に育てようと決意したのだった。

人を信じられなくなったのではないかと不安になりました。これが自分だったら・・・本当ブチ切れる!まず、職場の男性にブチ!「売れない」と漏らす女々しい男にブチ!・・・あれ、私と重ねてはいけなかった・・・

フリマアプリは決して悪いものではないので、皆さん、有効に利用しましょうね~。そして「売れなくて困っている人」は直接助けるのではなく、アドバイスだけにしておきましょう!

何より、孤独を感じたら「まずは私に一報を!」

もー、女性の弱いところを突く話はどうしてもムカムカして見てしまいます。もう少し冷静になって見なきゃ。

<今日の青木>

毒舌炸裂??というか、青木の毒舌にも慣れてきたような・・・ひねりのある毒舌が少なくなったからかな。

<ずしっときた一言>


プライバシーを見られているみたいで、辞めましたという女将さんの言葉に「ずしっ」っと重みがありました。


そして最後の「右京さんと僕だって10億分の1の出会いかも知れませんよ」の冠城さんの言葉に「それはないでしょう」と笑顔で答える右京さん。

しっかりと「10億分の1」の出会いでしたよね。

さて、先週の「そして妻が消えた」を振りかえりまーす。

「相棒season17-14話 そして妻が消えた」


これは無理やりすぎる展開と突っ込みどころ満載の話だと思ったのは私だけでしょうか。


元キャスターで人気だった妻が自分が表舞台に戻りたいがために夫を陥れようと消える。正しくは家出。それを知らずに「消えた」とあたふたする夫の話。
夫婦の温度差が生んだ「家出騒動」・・・これで終わってしまった・・・

実際、夫にいろいろと罪を被せて一体何の得になる?

DV」受けていたのですが、見事に羽ばたきます!!(裏ではインサイダー取引でお金たくさん得ています~)」

って・・・言うために自分の血を抜く?!自分を死んだことにする?!表舞台に立つためにそこまでする?普通に復帰したほうがよくない??

夫は夫で、妻の妹と不倫とか。。。話がおかしい!

さらにインサイダー取引はどこいった?!

まてまて・・・整理しよう。


夫のためにと尽くしていた自分の名前が「世間から忘れられていく」ことに怖さと反発心が芽生えた。そこで、妻は、「自分が夫に殺害されたかのように現場を作り、夫に罪を着せること」を思いつく。

ここからしておかしい・・・

事前に自分の血液を抜き保存。(この医療キットはまさかフリマアプリで購入?)
さらに、自分がストーカーからまとわりつかれていると自宅のパソコンからメールを送り自作自演。

ストーカーから襲われて亡くなったのでは?!という展開を作っておきながら・・・
夫に殺されましたよ~。の証拠を残しておく。
さらに夫の手に自分の血がついて残り、警察に疑われるように触りそうなところに血を付着させる。(ほんと正気の沙汰ではない)

そして「インサイダー取引」で得た自分のお金を持って家出。

・・・皆さん、突っ込みどころ満載ですよ~。



DV疑惑なんてすぐバレるだろうし、一時の光を浴びるだけで続くわけではないものなのに。
さらに、社会復帰したい・表舞台に戻りたいというのを助けた、資産運用担当の女性もインサイダー取引を堂々とさせておいて正気の沙汰じゃない!

ただ、唯一の救いは「殺人」を犯してなかったこと。羽ばたきたいと家出した妻の行き先が「別荘」だと気づいた妻の妹が、別荘へと向かう。妹は、姉が離婚し、義兄が自分と一緒になることを願っていてそれを直談判しに行く。

ところが、そこにいたのが「資産運用」の担当女性。
二人は揉みあい、妹が女性を刺殺。何事もなかったかのように立ち去った。

・・・いくつかの話を切って貼って作りました??
と聞きたくなる今回の話に私は憤慨しております!

・・・ん??13話「10億分の1」でも憤慨し、14話「そして妻が消えた」でも憤慨してる!!

今日の話は、「楽しかった」「面白かった」と言えるものだといいな~。

ちなみに、「そして妻が消えた」は、殺人の罪で妹が捕まったことで、「インサイダー取引を持ちかけ実行へと移した」ことはうすーくなり・・・「犯罪心理学」の夫の肩書もどこかへ飛んでしまいましたね。

消化不良じゃ~!!

2019年1月29日火曜日

ドラマ相棒season17 11話と12話 いっきにまとめ

「相棒season17-11 密着特命係24時」

前回、元旦スペシャル一色にしてしまったので、今回はあらすじ・ネタバレでーす。

<あらすじ>

内村刑事部長の働きかけで「捜査一課」に密着番組の取材が。

そこに弁護士の転落死の一報が入る。現場へ行くと、亡くなった男性の顔には赤いペンキがかけられていた。伊丹と芹沢はカメラを意識しながら捜査。

そこに特命係の二人が現れる。カメラマンは、特命係をクローズアップ!特命係が入ったことでお蔵入りとなってしまう。



右京はお蔵入りになった映像を青木から見せられ、その中に元警察官・立花が映り込んでいるのを見つける。

立花は、3年前の事件で犯人を正当防衛で射殺。
その後犯人遺族から告訴されていた。そのとき犯人遺族の弁護をしていたのが、転落して亡くなった弁護士だった。

右京は、この二つの事件に何かあるのではと、冠城と捜査する。

<ネタバレになります>

三年前の事件で正当防衛とされていたことが実際は違っていて、射殺した佐々木勇也は、刃物を持って向かってきてはいなかった。さらに、当時、佐々木勇也が殺害した女性・美沙は、佐々木の会社の脱税を知りお金をゆすり取ろうとして殺害された。

亡くなった弁護士の事務所に残されていた「謎の暗号」は、巨額の脱税を表すものでした。
亡くなった弁護士も「脱税」をネタに佐々木茂雄をゆすり、佐々木茂雄が弁護士を殺害したのだった。
くしくもその日は、佐々木勇也の命日。立花は佐々木勇也を殺害したことの罪滅ぼしとして刑事をやめ、墓参りを欠かさなかった。

自分が脱税していたのにも関わらず、「お前が勇也を殺したから俺の人生は狂った!」と弱みに付け込んだ佐々木茂雄。

立花は佐々木への罪滅ぼしだと思い、弁護士の遺体を運び、さらに自分が殺害したのだと罪をかぶろうとした。

まぎれもなく三年前も、今回の事件も「佐々木茂雄の傲慢さが引き起こした事件」だったのだ。立花は犯人ではないこと・三年間の事件の真相を話した。佐々木茂雄は脱税と殺人で逮捕となった。

<いつもとは違った視点から始まる11話>

これはこれで面白かったです。
青木の不敵な笑みを浮かべるところはパワーアップしていますね。
オールバック刑事とワイルド刑事というのも面白く・・・映像の音楽も合っていて。ナレーターの「真実は?!」というのもこれからドラマが始まりますよ~という期待感もあって、実際にこういう番外編があったら見ますね!

芹沢さんのスイーツ刑事って刑事として甘いという意味が変わってしまったような。どこか甘いマスクの刑事になっていました。

最後に右京さんが自分の<オールバック刑事>が嫌で「他にありませんかね~」と冠城さんに問いかけるところは可愛らしく、あれはアドリブか?!と思ったほどです。


今回の話の最後のほうで出る右京さんのセリフ「あなたは自分が犯した罪がどれだけ重いか考えることになりますよ」

このセリフ、右京さんの決め台詞のようで好きです(笑)

2019年1月22日火曜日

ドラマ相棒season 17 元旦スペシャル振り返り(ネタバレ有り)

<相棒season17-10 元旦スペシャル ディーバ


さて、元旦スペシャルの余韻がまだ残る方もいるのではないでしょうか。私もそうです。
振り返りまーす。ネタバレ注意です。


衆議院議員の敦盛の孫の慎の息子・樹が誘拐され、慎も負傷。慎の母は身代金目的なのではないかと敦盛の元へ行く。
慎は意識を取り戻したが、息子の父親については黙秘していた。
さらに、慎の母親は、敦盛の息子(すでに他界)と結婚していたが、慎の父親は別の人物で、敦盛と慎は血の繋がりはなかった。

ところが、樹のために奔走する敦盛。誘拐犯に言われるまま、シャンソン歌手・瞳子に手紙を読ませる。
敦盛家の後継者である樹を救うため、あれやこれやの要求に応えようとする。

瞳子に読ませた手紙の内容は「三雲生命の社員は自殺ではなく殺された」という告発文だった。
三雲生命では、社員教育と銘打って、業績の悪い社員への精神的・身体的ストレスを与えていた。
それを苦にした社員が自殺していたのだった。
三雲生命の件を追っていたジャーナリストは、暴力団へと辿り着くが、暴力団と所轄が仲良しさんで、G案件として片付けられていた。

要は、三雲生命のあやふやなお金の流れがありませんよ。不正な金の流れなんてありませんよと、証拠も何も残さない案件のこと。

G「ジェントルメンソシアルクラブ」はの毎月一回集まる懇親会のことで、敦盛を始め財政界の人物、警察の重鎮がメンバー。
衣笠副総監や甲斐峯秋、日下部事務次官も加入していた。

三雲生命の不正なお金の流れだけではなく、社員研修の件も、このG案件として隠蔽され、警察の圧力がかかり、三雲生命には立ち入りもなかったのだ。

それをいいことに三雲生命はやりたい放題、敦盛もやりたい放題だった。

敦盛の孫の槙は、敦盛の孫ではなかった。槙の子供・樹も当然、血がつながっていない。それを敦盛も知っていたが、血のつながっていないひ孫を「血がつながった跡取り」と言い切ったことに疑問を感じた右京。

それもそのはず、慎の息子の父親は敦盛だった。
敦盛が慎が本当の孫ではないことを知り、強姦し、それで授かったのが慎の息子・樹。
自分の息子は病気で亡くなり、実際跡継ぎは居なかったのだが、樹が自分の子供だということで奔走していたのだ。

さらに敦盛は、三雲生命の亡くなった3人のこともG案件として隠蔽工作を行っていた。

誘拐犯は、このことを知っていて、敦盛の悪事を明らかにし、裁かれることを目的としていた。

これを考えた人物は三雲生命で我が子を亡くした市原の家族・槙と槙の母親・そして神崎瞳子だった。すべてを明らかにし、敦盛に罪を償わせることを目的とした「自作自演誘拐」。

これによって、敦盛の悪事は明らかになり、事件は解決・・・・


<オリエンタル急行殺人事件を想起させる!?>


すべての人物が事件に関わっているというあたりや、敦盛に殺意を抱く人物像など、オリエンタル急行殺人事件を連想させました。
それだけに引き込まれ、事件解決まで見入ってしまいました。

<新旧・相棒の共演>


話題になっていた新旧・相棒の共演!
個人的にはもう少し長く見ていたかった!!
神戸尊の持つ雰囲気・冠城亘の持つ雰囲気の違いが分かり、やはりそれぞれに魅力があるなーと思いました。
颯爽とした神戸さんの色気よ!!健在すぎてびっくり!!冠城さんの渋さとどこかお茶目な色気よ!
二人の色気と魅力を満喫出来て、比較できる素敵な時間でした。制作の皆さん、ありがとー!!!

<今日の青木>

衣笠副総監に事前連絡し、副総監の危機を救った青木が、なんと特命係から移動!サイバーセキュリティーへと戻る!
あー、これはこれで特命係のしっくり感が戻ってくると思いましたが、いささか物足りなさも。なぜ戻したのか・・・この先が気になります。

<ここだけの話>


出産後、復帰が待たれていた・仲間由紀恵さん。復帰おめでとうございます!!
なんでも復帰に関して、夫の田中さんの協力が凄かったとか・・・不倫騒動のあと妊娠・出産を経て、これからが気になるものでしたが、復帰に向けての体つくり・現場へ持って行くお弁当作りや家事など、かなり協力し、相棒で完全復帰できるようサポートしていたそうです。

よかった。よかった。

さて一週間置いての相棒が楽しみですね~。あらすじ等は次回まとめてアップします。待っててね~。




2018年12月27日木曜日

ドラマ「相棒」season 16振返りPart2


相棒season16の振り返りです。

3話「銀婚式」

車椅子の妻を大事にしているように見えて、実は違っていたという話でした。


妻の財産を自分のものにしようとする旦那さんが、不倫していて、相手の女性が妊娠!
妊娠したことを、銀婚式の案内状が届くのを待っていた妻が、ドアホンで見てしまう。

様々な事柄が重なり、妻は夫の殺害を企て実行する。妻のことを気にかけたり、妻に恩義を感じていた人達の助けもあって、完全犯罪に見えた。しかし特命係の2人が、捜査で、妻が夫を殺害したことを立証した。

正直、これだけ夫に虐げられていたら、同情してしまうし、出来ればこのまま解決しないでほしいと思ったのは私だけではないはず!


車椅子の妻・菊池桃子さんの変わらない可愛さもあって、ついつい感情移入してしまう話でした。

4話「ケンちゃん」

これ、かなり衝撃的でした。特異体質がどうのというより、努力している人を殺害する理由が嫉妬とか。。。

特異体質だということもあり、女性に縁がなかったとか、お兄さんには下に見られていたとか。。。自分の言うことなら聞くからと自分の利益のために利用したり。人としてどうなの?と思う話で。そういう人物が多く登場していたこともあり、どうも、イラっとした事件でした。

ただ救いは、ケンちゃんが亡くなったことを悲しんでいる人が多かったことでした。優しさはサービス精神旺盛なくらいがいいということに納得!


ケンちゃんは、特異体質で数式を解くのが得意!そこに目をかけていた教授が手取り足取り教えていたのですが。。。数式を解くのが得意ということで、兄は自分の会社の再建のために、入試問題を手に入れ、ケンちゃんに解かせ、その答えを売ろうと企んでいました。

ところが、ケンちゃんは「出来ない」という言葉を最後に亡くなります。手には記号のような文字のような解読不能のサインが。
ケンちゃんは、お兄さんの言う通り、入試問題を解いたのですが、1問だけ間違っていたものがあり、答えが出ない。ケンちゃんは、これは解けない問題だと言うこともわかっていて、お兄さんに「出来ない」と伝えたのですが。真意は伝わらず。
さらに、嫉妬にかられた研究員に殺害されてしまいます。

あまりにも周りがケンちゃんを利用し、下に見ていることが切なく悲しい話でしたね。
ただ、ケンちゃんの人柄を表すかのような「献花」だったり、冠城さんが思い出して話すところは「ほっこり」しました。

だんだんとseason16を思い出してきましたか??


第5話「手巾(ハンケチ)

ここで久々の米澤さんが登場した回です。残念ながら本編での出演はこれが最後でした。
米澤さんが勤める警察学校の転落事件の捜査を依頼され、特命係が動きます。親子の絆というものを感じる話でした。



警察学校で転落した男性・樋口は、冠城の警察学校時代の先生だった。その娘も警察官となっていた。しかし、娘とは本当は血が繋がっておらず、養子として迎えた娘だった。

それは、当時、樋口が関わっていた事件で自殺した男性・桟原は、自殺ではなく他殺されたことを知っていて再捜査を訴えたが却下されていた。当時の事件で犯人とされていた桟原が犯人ではなく被害者だったことを知り、罪悪感から、その娘である真紀を養子として迎えたのだった。



真紀は当時の事件で監禁されていたことを思い出すと同時に、養父・樋口が実父を死に追いやったことを許せないと樋口に告げていた。そのあとに樋口は転落し、意識不明となる。

過去の事件から今回の事件まで追って行く中で、ある人物が浮かび上がる。その当時の事件に関わっていた人物だった。

樋口と真紀が屋上で言い争ってたと証言した警察学校の生徒・手塚だった。手塚の父親が過去の事件の共犯者だったが、1度も捕まっていなかったことから、息子が警察学校へすんなり入学。
手塚は警察の動きを見ながら犯罪を犯すために、警察学校に入ったというサイコパス!
「警察学校は、俺にとって最高の犯罪養成学校」とヌケヌケと言うあたり、異常すら覚えました。

今回の樋口の転落事件がきっかけで、手塚が親子で逮捕され解決となったが、樋口は警察学校へ戻らなかった。
娘・真紀の誤解も解けたのだから、警察学校へ戻って欲しいという冠城に、樋口は首を縦に振らなかった。

タイトルのハンケチですが、樋口のことで真紀が色々と特命係に聞かれていた際、感情を抑えるかのごとくハンケチを握りしめていたところから来ています。

芥川龍之介の短編小説「手巾(ハンケチ)」を連想するものだったのですが、ちょっと読んだことがなかったので、右京さんの解説が有難かったですね。


ハンケチをちぎれんばかりに握って、感情を抑えていた真紀が犯人ではないというところに結びついた一瞬のシーン。

親子の血は繋がっていなくても、親子以上の繋がりを感じたものでした。罪悪感から養子にしたものの、分け隔てなく自分の娘として育てる!これは、今の児童虐待のことを考えると、責任を持って子供を育てることを考えるものでした。

3つの事件が絡まっていたこともあり、ん?ん?となりましたが、最後結びついたことととんでもない人物がいたもんだと呆気に取られました(笑)

さて、続けて6話も振り返りまーす。

6話 ジョーカー 

これは冒頭笑っちゃいました。右京さんと冠城さんがテレビカメラに映り込むシーンはなんとも言えなかったです。

今回は、大河内監察官から(正しくは甲斐峯秋)の依頼で、元警察官・速水の妻が亡くなった事件を捜査することになった特命係。警察官が警察を訴えるという不思議な裁判。自分の妻が亡くなった事件で、証言から「自殺」とされていたが、誰かに脅されていたことや大きなプロジェクトに関わっていたこともあり、「自殺」は考えられず「他殺」ではないかと疑問を持ったのだ。



ところがこの事件、妻は警察の見立て通り「自殺」でした。
父親が法人税法違反を犯していたことに気づき、自首するよう促したが聞く耳持たず、さらに公になるとどうなるかと脅されて、結果、父親の罪のせいで愛してる夫・速水に迷惑をかけられない。でも、この罪に気付いてしまってそれを黙っていることも苦しい。現実を受け入れ、自ら死を選ぶことで父親にも夫にも迷惑をかけず、墓場まで秘密を持っていった。

誰かに脅されていた相手は父親。父親と夫の板挟みに苦しんでいた妻。愛ゆえの自殺なのか、現実に打ちのめされて絶望した死だったのかは、妻にしか分からないものの、亡くなる直前には夫の写真を眺めていたとか。。。辛い。。。


裁判で白黒つけることがこんなに辛い結果を招くとは思いませんでしたね。



ただ、相棒のいいところはシリアスな話もどこか重さを感じず見られるところ!

大河内監察官がラムネを食べていることに気づく冠城さんの嗅覚よ(笑)

さらに、忘れられない恋愛をしてきたのではという鋭いツッコミ!

嗅覚良すぎでしょ。そして、大河内さんの恋愛引っ張ってくるかー?!とつっこんだのは言うまでもありません。

角田課長がちょっと顔出すのも、やはり外せない!大河内さんのことを話しながら特命係に入ったら、大河内さんがいるとか!原始的だけど、笑っちゃいました(笑)

うーん。。。青木はこの話でも、衣笠副総監に告げ口!これは恒例行事か?!こういうちょいちょいツッコミ入るシーンがあるのが相棒の良さだなーと、この話で実感しました(笑)


さて、元旦スペシャルまでもう少し!それまでseason16を見てみるというのもいいですよね。




2018年12月22日土曜日

ドラマ「相棒」season17元旦SP直前の「刑事一人」に感動した件


とうとう折り返しの「元旦SP」が近づいてきましたね~。元旦SPの話の前に今回の振り返りです。

<相棒sesason17-9 刑事一人>

いい話でしたよね。
なんというか・・・伊丹刑事と芹沢刑事の絆の強さと共に、捜査一課の二人と特命係の信頼・・・そして今は出演していない、初代相棒の亀山の健在ぶりを見られるものでした。
裏相棒の時のお二人

亀ちゃんの出演はなかったものの「サルウィン」で頑張っていることが分かるくだりと、亀ちゃんに対する友情を感じるもので、凄くじ~~~~んときました。
相棒season7最後の亀山くんのシーン

ドラマの冒頭は「これってどうなるの?!」と思っていましたが。。。
結果、終わりよければすべてよし!
サルウィンから就労ビザで来ている真面目な外国人を「害虫駆除」と言って、政治家の息子が暴力で痛めつけていた。何度もそうして外国人を駆除してきたというが、殺してはいないと。まて。害虫駆除で暴力振るうなど言語道断!(←右京さん風)
弱いものいじめして何が楽しい?!自分を守る強い力があって、揉み消してくれるからと何をしてもいいということではない!
おっと話がそれた。。。
サルウィン共和国からきた労働者に暴力を振るったグループは4人組で、一人に一人ターゲットを決めて暴力を振るっていた。外国人労働者が頻繁に襲われる事件が起こっていたのは、一晩に4人も襲われていたからだった。
ところが殺していないと・・・
そこで、亡くなった青年の一日を追ってみると、伊丹刑事が冒頭でぶつかったサラリーマンが牛丼の割引券が使えなかったことで怒り、青年に暴力を振るっていた。しかも、笑われたと勘違いして。頭を強打したことが、亡くなったきっかけとなり、そこにさらに政治家の息子の「害虫駆除」で強打され、結果亡くなった。
政治家の息子の冤罪は晴れたが、亡くなった青年の血液が残っていたこと、DNAが一致し、息子が事件に関わっていたことが明るみに出る。これがきっかけで、政治家として失脚。悪いことは出来ないものですね。
息子ともども裁かれることとなった。

伊丹さんも懲戒免職を免れて安心!ここで伊丹さんが居なくなったら、「相棒」じゃないですもんね。
伊丹さん、どうして女性に縁がないのか不思議ですが、「振られちゃう」オチもなかなかの展開で笑っちゃいました。

真剣に向き合っていかなければいけない社会風刺を見たような気がする今回の話。タイムリーでした。

<season17-10 ディーバ>

さて、きたー!!
相棒の元旦スペシャルです!今回は嬉しいことに「及川光博」さんがゲスト出演するという嬉しいサプライズがありましたね~。
警視の神戸くん

大地真央さんや西岡徳間さんなど豪華な俳優陣も!
楽しみですね~。あらすじはというと、年末に110番通報が発信されたマンションへ特命係の二人が向かうと、女性が倒れていた。そこにいるはずの、女性の息子が「誘拐」されていることが分かる。
ところが、女性は息子の父親に関して黙秘!偽装誘拐の可能性も出てきて、捜査は難航する。
そんな中、犯人からの要求が届くが、理解しがたいことばかり・・・さらに「三雲生命の天野弘」のことを持ち出した。
冠城は、単独で天野を追い、三雲生命の不穏な噂から、右京に相談せずに暴力団事務所へ乗り込む。冠城の消息が途絶えてしまう。
右京は右京で、犯人のおかしな要求について関係性を探っていた。
冠城と連絡が取れないこともあり、神戸尊に協力を依頼。
そこで新たに殺人事件が起こる!
誘拐・殺人事件の繋がりと、誘拐事件の犯人の意図とは?!

<見どころポイント>

なんといっても、右京さんと神戸さんのコンビ復活!ですよね!
ここに、日下部・衣笠も絡んでくるという濃い元旦スペシャルになりそうですね。
さらに、週刊フォトスも絡んできそうですよ~。元旦スペシャルは毎回俳優陣も豪華で内容も濃いので、リアルタイムでみて、さらに録画で確認しながらと楽しめそうです!

<今週の青木>

相変わらず暖簾もおろさず、一人孤独な部屋にいる青木ですが、先回りしてやることが早い!事件に関わるサイバー関係に関してはやはり右に出るものはいないのでは?と思うくらいのスピードですよね。
さらに「これだから警察は嫌いだ!」と、どこかで聞いたことがあるようなセリフが飛び出して、ファンサービスありがとうございます!ごちそうさまでした!
では、次回の相棒は元旦です!楽しみに~。


2018年12月16日日曜日

ドラマ「相棒」season17 第8話 微笑みの研究 ネタバレあり


相棒season17も中盤に差し掛かり、さらに面白くなってきましたね。
17-9のあらすじに入る前に、振り返りで~す。


<相棒season17-8 微笑みの研究>

呪いで人は殺せるのかという右京さんの興味を引くような事件を「ワザとめんどくさそうに持ってくる青木」。

その青木の挑発に乗るような形で、というか興味津々で捜査に乗り出す右京さん。
このやり取りが面白おかしく見えてきましたね。
ちょっと不貞腐れた右京さんが可愛く見えてしまう(笑)



呪いで殺されたとされた教授とその周りの人間関係が複雑に絡み合って、結果、一番の被害者が、教授を殺した加害者になってしまった悲しい話でしたね。

始めは容疑がかけられた助教授・川村が呪いに見せかけて殺害したのでは?という流れでしたが、やはり違っていて。准教授・猪瀬が川村の心理を利用し、川村が準教授・高野の心理を利用し、高野が教授を殺害した。

川村は「エンパス」という人の気持ちに敏感な体質で(これにもいくつかタイプ分類される)、高野のマイナス感情や怒りの感情に振り回され、押しつぶされそうになっていた。
川村がエンパスだと知っていた猪瀬は相談に乗るふりをして、その怒りやマイナス感情に押しつぶされる前に、高野のマイナス感情・怒りの感情の原因となっている「教授を殺害させること」で高野を遠ざけられると心理的に思わせた。


猪瀬の巧みな心理操作に操られ、高野が教授を殺害するよう「事を整え、促した」。劇薬を自ら盗んで手に入れ、高野が購入できるようネットで販売し、高野がいつでも教授を殺害できるように整えた。高野は、劇薬がネットで高額で売られているときき、川村が出品した劇薬を手に入れ、教授を殺害!
川村は高野のマイナス感情から放たれた。と同時に、猪瀬は人は心理操作によって操り人を殺害できることを立証した。

教授を殺害した毒は、検視結果で見落とせるくらい跡が見つかりにくい(証拠が消えやすい)ものだったが、特命係の二人の捜査によって事件性があると判断され、高野の逮捕に至った。

こうしてみると、人間関係のドロドロはやっぱり嫌だと思ってしまいますね。こんな終わり方なの?と後味が悪いものでした。

ただ、二転三転させた内容には「おぉー!!」と思ってしまったのも事実です。
ここで事件解決って早くない?!と思ったら、やっぱりで・・・

久々に右京さんの毒舌&熱血説教を聞いたような。エンパスという体質も初めて聞きました。人の心の声が聞こえるのとはまた違うんですね。共感というほうが強いものらしく・・・川村のように、主にマイナス感情に引っ張られる方もいるようです。毎日、ネガティブなことを聞いていたら、メンタルやられるわ・・・



とここで思ったのが、特命係の二人との会話の時には「マイナス感情」が出ていなかったから、川村は怒ることも取り乱すこともなかったのかとびっくり!これは勝手な憶測ですが。。。どちらにしても、人の心を利用して自分が手を汚さない犯罪を立証するなんて許せん!!

ふぅ~。。。落ち着いたところで、次回のあらすじです。次回は熱くなりそうですね!


<相棒season17-9 刑事一人>

サルウィン共和国から働きにきていた外国人青年が死体で発見される(タイムリーな話!)
同じ飲食店で働いていた姉によると、最近外国人を狙った襲撃事件が頻発していると・・・

ところが。いつもなら事件を捜査する警視庁は手を引き、所轄のみの捜査となる。そこに伊丹が反発し、一人で捜査を始める。さらに、芹沢の頼みで、特命係の二人も捜査に加わる。

で・す・が!伊丹に圧がかかったり、身の危険を感じるような出来事に・・・

なぜ、捜査に圧がかかるのか!外国人が襲撃される事件が発生している理由に特命係と伊丹が迫ります!

仮面ライダーディケイドに出演中の伊丹刑事(川原さん)

<見どころポイント>


いやいやいやいや、来ましたよ~。サルウィン共和国!右京さんの初代相棒・亀山がいるところですよ!これはこれは「亀ちゃん、出ちゃう?!」と期待しちゃいますよね。
そして、伊丹の「正義」が発動する熱血回となりそうですね。
これは始めから最後まで見どころ満載間違いなし!

<今回の青木>

ひねくれながらも右京さんの興味を引くような「事件」を持ってくるところは、可愛らしくさえ見えてきました。温かい目で見続ける私がなぜかいます(笑)今回の青木は冒頭少しだったのが残念とさえ思えたりして(笑)
そろそろ元旦スペシャルへの序章が始まりますね。そちらに青木が大きく関わってくれないかなと期待しています。

その前に、水曜日の「伊丹刑事の正義」が見られる「刑事一人」楽しみにしましょ~。4話目の「バクハン」並みに期待しています。