2018年12月27日木曜日

ドラマ「相棒」season 16振返りPart2


相棒season16の振り返りです。

3話「銀婚式」

車椅子の妻を大事にしているように見えて、実は違っていたという話でした。


妻の財産を自分のものにしようとする旦那さんが、不倫していて、相手の女性が妊娠!
妊娠したことを、銀婚式の案内状が届くのを待っていた妻が、ドアホンで見てしまう。

様々な事柄が重なり、妻は夫の殺害を企て実行する。妻のことを気にかけたり、妻に恩義を感じていた人達の助けもあって、完全犯罪に見えた。しかし特命係の2人が、捜査で、妻が夫を殺害したことを立証した。

正直、これだけ夫に虐げられていたら、同情してしまうし、出来ればこのまま解決しないでほしいと思ったのは私だけではないはず!


車椅子の妻・菊池桃子さんの変わらない可愛さもあって、ついつい感情移入してしまう話でした。

4話「ケンちゃん」

これ、かなり衝撃的でした。特異体質がどうのというより、努力している人を殺害する理由が嫉妬とか。。。

特異体質だということもあり、女性に縁がなかったとか、お兄さんには下に見られていたとか。。。自分の言うことなら聞くからと自分の利益のために利用したり。人としてどうなの?と思う話で。そういう人物が多く登場していたこともあり、どうも、イラっとした事件でした。

ただ救いは、ケンちゃんが亡くなったことを悲しんでいる人が多かったことでした。優しさはサービス精神旺盛なくらいがいいということに納得!


ケンちゃんは、特異体質で数式を解くのが得意!そこに目をかけていた教授が手取り足取り教えていたのですが。。。数式を解くのが得意ということで、兄は自分の会社の再建のために、入試問題を手に入れ、ケンちゃんに解かせ、その答えを売ろうと企んでいました。

ところが、ケンちゃんは「出来ない」という言葉を最後に亡くなります。手には記号のような文字のような解読不能のサインが。
ケンちゃんは、お兄さんの言う通り、入試問題を解いたのですが、1問だけ間違っていたものがあり、答えが出ない。ケンちゃんは、これは解けない問題だと言うこともわかっていて、お兄さんに「出来ない」と伝えたのですが。真意は伝わらず。
さらに、嫉妬にかられた研究員に殺害されてしまいます。

あまりにも周りがケンちゃんを利用し、下に見ていることが切なく悲しい話でしたね。
ただ、ケンちゃんの人柄を表すかのような「献花」だったり、冠城さんが思い出して話すところは「ほっこり」しました。

だんだんとseason16を思い出してきましたか??


第5話「手巾(ハンケチ)

ここで久々の米澤さんが登場した回です。残念ながら本編での出演はこれが最後でした。
米澤さんが勤める警察学校の転落事件の捜査を依頼され、特命係が動きます。親子の絆というものを感じる話でした。



警察学校で転落した男性・樋口は、冠城の警察学校時代の先生だった。その娘も警察官となっていた。しかし、娘とは本当は血が繋がっておらず、養子として迎えた娘だった。

それは、当時、樋口が関わっていた事件で自殺した男性・桟原は、自殺ではなく他殺されたことを知っていて再捜査を訴えたが却下されていた。当時の事件で犯人とされていた桟原が犯人ではなく被害者だったことを知り、罪悪感から、その娘である真紀を養子として迎えたのだった。



真紀は当時の事件で監禁されていたことを思い出すと同時に、養父・樋口が実父を死に追いやったことを許せないと樋口に告げていた。そのあとに樋口は転落し、意識不明となる。

過去の事件から今回の事件まで追って行く中で、ある人物が浮かび上がる。その当時の事件に関わっていた人物だった。

樋口と真紀が屋上で言い争ってたと証言した警察学校の生徒・手塚だった。手塚の父親が過去の事件の共犯者だったが、1度も捕まっていなかったことから、息子が警察学校へすんなり入学。
手塚は警察の動きを見ながら犯罪を犯すために、警察学校に入ったというサイコパス!
「警察学校は、俺にとって最高の犯罪養成学校」とヌケヌケと言うあたり、異常すら覚えました。

今回の樋口の転落事件がきっかけで、手塚が親子で逮捕され解決となったが、樋口は警察学校へ戻らなかった。
娘・真紀の誤解も解けたのだから、警察学校へ戻って欲しいという冠城に、樋口は首を縦に振らなかった。

タイトルのハンケチですが、樋口のことで真紀が色々と特命係に聞かれていた際、感情を抑えるかのごとくハンケチを握りしめていたところから来ています。

芥川龍之介の短編小説「手巾(ハンケチ)」を連想するものだったのですが、ちょっと読んだことがなかったので、右京さんの解説が有難かったですね。


ハンケチをちぎれんばかりに握って、感情を抑えていた真紀が犯人ではないというところに結びついた一瞬のシーン。

親子の血は繋がっていなくても、親子以上の繋がりを感じたものでした。罪悪感から養子にしたものの、分け隔てなく自分の娘として育てる!これは、今の児童虐待のことを考えると、責任を持って子供を育てることを考えるものでした。

3つの事件が絡まっていたこともあり、ん?ん?となりましたが、最後結びついたことととんでもない人物がいたもんだと呆気に取られました(笑)

さて、続けて6話も振り返りまーす。

6話 ジョーカー 

これは冒頭笑っちゃいました。右京さんと冠城さんがテレビカメラに映り込むシーンはなんとも言えなかったです。

今回は、大河内監察官から(正しくは甲斐峯秋)の依頼で、元警察官・速水の妻が亡くなった事件を捜査することになった特命係。警察官が警察を訴えるという不思議な裁判。自分の妻が亡くなった事件で、証言から「自殺」とされていたが、誰かに脅されていたことや大きなプロジェクトに関わっていたこともあり、「自殺」は考えられず「他殺」ではないかと疑問を持ったのだ。



ところがこの事件、妻は警察の見立て通り「自殺」でした。
父親が法人税法違反を犯していたことに気づき、自首するよう促したが聞く耳持たず、さらに公になるとどうなるかと脅されて、結果、父親の罪のせいで愛してる夫・速水に迷惑をかけられない。でも、この罪に気付いてしまってそれを黙っていることも苦しい。現実を受け入れ、自ら死を選ぶことで父親にも夫にも迷惑をかけず、墓場まで秘密を持っていった。

誰かに脅されていた相手は父親。父親と夫の板挟みに苦しんでいた妻。愛ゆえの自殺なのか、現実に打ちのめされて絶望した死だったのかは、妻にしか分からないものの、亡くなる直前には夫の写真を眺めていたとか。。。辛い。。。


裁判で白黒つけることがこんなに辛い結果を招くとは思いませんでしたね。



ただ、相棒のいいところはシリアスな話もどこか重さを感じず見られるところ!

大河内監察官がラムネを食べていることに気づく冠城さんの嗅覚よ(笑)

さらに、忘れられない恋愛をしてきたのではという鋭いツッコミ!

嗅覚良すぎでしょ。そして、大河内さんの恋愛引っ張ってくるかー?!とつっこんだのは言うまでもありません。

角田課長がちょっと顔出すのも、やはり外せない!大河内さんのことを話しながら特命係に入ったら、大河内さんがいるとか!原始的だけど、笑っちゃいました(笑)

うーん。。。青木はこの話でも、衣笠副総監に告げ口!これは恒例行事か?!こういうちょいちょいツッコミ入るシーンがあるのが相棒の良さだなーと、この話で実感しました(笑)


さて、元旦スペシャルまでもう少し!それまでseason16を見てみるというのもいいですよね。




2018年12月22日土曜日

ドラマ「相棒」season17元旦SP直前の「刑事一人」に感動した件


とうとう折り返しの「元旦SP」が近づいてきましたね~。元旦SPの話の前に今回の振り返りです。

<相棒sesason17-9 刑事一人>

いい話でしたよね。
なんというか・・・伊丹刑事と芹沢刑事の絆の強さと共に、捜査一課の二人と特命係の信頼・・・そして今は出演していない、初代相棒の亀山の健在ぶりを見られるものでした。
裏相棒の時のお二人

亀ちゃんの出演はなかったものの「サルウィン」で頑張っていることが分かるくだりと、亀ちゃんに対する友情を感じるもので、凄くじ~~~~んときました。
相棒season7最後の亀山くんのシーン

ドラマの冒頭は「これってどうなるの?!」と思っていましたが。。。
結果、終わりよければすべてよし!
サルウィンから就労ビザで来ている真面目な外国人を「害虫駆除」と言って、政治家の息子が暴力で痛めつけていた。何度もそうして外国人を駆除してきたというが、殺してはいないと。まて。害虫駆除で暴力振るうなど言語道断!(←右京さん風)
弱いものいじめして何が楽しい?!自分を守る強い力があって、揉み消してくれるからと何をしてもいいということではない!
おっと話がそれた。。。
サルウィン共和国からきた労働者に暴力を振るったグループは4人組で、一人に一人ターゲットを決めて暴力を振るっていた。外国人労働者が頻繁に襲われる事件が起こっていたのは、一晩に4人も襲われていたからだった。
ところが殺していないと・・・
そこで、亡くなった青年の一日を追ってみると、伊丹刑事が冒頭でぶつかったサラリーマンが牛丼の割引券が使えなかったことで怒り、青年に暴力を振るっていた。しかも、笑われたと勘違いして。頭を強打したことが、亡くなったきっかけとなり、そこにさらに政治家の息子の「害虫駆除」で強打され、結果亡くなった。
政治家の息子の冤罪は晴れたが、亡くなった青年の血液が残っていたこと、DNAが一致し、息子が事件に関わっていたことが明るみに出る。これがきっかけで、政治家として失脚。悪いことは出来ないものですね。
息子ともども裁かれることとなった。

伊丹さんも懲戒免職を免れて安心!ここで伊丹さんが居なくなったら、「相棒」じゃないですもんね。
伊丹さん、どうして女性に縁がないのか不思議ですが、「振られちゃう」オチもなかなかの展開で笑っちゃいました。

真剣に向き合っていかなければいけない社会風刺を見たような気がする今回の話。タイムリーでした。

<season17-10 ディーバ>

さて、きたー!!
相棒の元旦スペシャルです!今回は嬉しいことに「及川光博」さんがゲスト出演するという嬉しいサプライズがありましたね~。
警視の神戸くん

大地真央さんや西岡徳間さんなど豪華な俳優陣も!
楽しみですね~。あらすじはというと、年末に110番通報が発信されたマンションへ特命係の二人が向かうと、女性が倒れていた。そこにいるはずの、女性の息子が「誘拐」されていることが分かる。
ところが、女性は息子の父親に関して黙秘!偽装誘拐の可能性も出てきて、捜査は難航する。
そんな中、犯人からの要求が届くが、理解しがたいことばかり・・・さらに「三雲生命の天野弘」のことを持ち出した。
冠城は、単独で天野を追い、三雲生命の不穏な噂から、右京に相談せずに暴力団事務所へ乗り込む。冠城の消息が途絶えてしまう。
右京は右京で、犯人のおかしな要求について関係性を探っていた。
冠城と連絡が取れないこともあり、神戸尊に協力を依頼。
そこで新たに殺人事件が起こる!
誘拐・殺人事件の繋がりと、誘拐事件の犯人の意図とは?!

<見どころポイント>

なんといっても、右京さんと神戸さんのコンビ復活!ですよね!
ここに、日下部・衣笠も絡んでくるという濃い元旦スペシャルになりそうですね。
さらに、週刊フォトスも絡んできそうですよ~。元旦スペシャルは毎回俳優陣も豪華で内容も濃いので、リアルタイムでみて、さらに録画で確認しながらと楽しめそうです!

<今週の青木>

相変わらず暖簾もおろさず、一人孤独な部屋にいる青木ですが、先回りしてやることが早い!事件に関わるサイバー関係に関してはやはり右に出るものはいないのでは?と思うくらいのスピードですよね。
さらに「これだから警察は嫌いだ!」と、どこかで聞いたことがあるようなセリフが飛び出して、ファンサービスありがとうございます!ごちそうさまでした!
では、次回の相棒は元旦です!楽しみに~。


2018年12月16日日曜日

ドラマ「相棒」season17 第8話 微笑みの研究 ネタバレあり


相棒season17も中盤に差し掛かり、さらに面白くなってきましたね。
17-9のあらすじに入る前に、振り返りで~す。


<相棒season17-8 微笑みの研究>

呪いで人は殺せるのかという右京さんの興味を引くような事件を「ワザとめんどくさそうに持ってくる青木」。

その青木の挑発に乗るような形で、というか興味津々で捜査に乗り出す右京さん。
このやり取りが面白おかしく見えてきましたね。
ちょっと不貞腐れた右京さんが可愛く見えてしまう(笑)



呪いで殺されたとされた教授とその周りの人間関係が複雑に絡み合って、結果、一番の被害者が、教授を殺した加害者になってしまった悲しい話でしたね。

始めは容疑がかけられた助教授・川村が呪いに見せかけて殺害したのでは?という流れでしたが、やはり違っていて。准教授・猪瀬が川村の心理を利用し、川村が準教授・高野の心理を利用し、高野が教授を殺害した。

川村は「エンパス」という人の気持ちに敏感な体質で(これにもいくつかタイプ分類される)、高野のマイナス感情や怒りの感情に振り回され、押しつぶされそうになっていた。
川村がエンパスだと知っていた猪瀬は相談に乗るふりをして、その怒りやマイナス感情に押しつぶされる前に、高野のマイナス感情・怒りの感情の原因となっている「教授を殺害させること」で高野を遠ざけられると心理的に思わせた。


猪瀬の巧みな心理操作に操られ、高野が教授を殺害するよう「事を整え、促した」。劇薬を自ら盗んで手に入れ、高野が購入できるようネットで販売し、高野がいつでも教授を殺害できるように整えた。高野は、劇薬がネットで高額で売られているときき、川村が出品した劇薬を手に入れ、教授を殺害!
川村は高野のマイナス感情から放たれた。と同時に、猪瀬は人は心理操作によって操り人を殺害できることを立証した。

教授を殺害した毒は、検視結果で見落とせるくらい跡が見つかりにくい(証拠が消えやすい)ものだったが、特命係の二人の捜査によって事件性があると判断され、高野の逮捕に至った。

こうしてみると、人間関係のドロドロはやっぱり嫌だと思ってしまいますね。こんな終わり方なの?と後味が悪いものでした。

ただ、二転三転させた内容には「おぉー!!」と思ってしまったのも事実です。
ここで事件解決って早くない?!と思ったら、やっぱりで・・・

久々に右京さんの毒舌&熱血説教を聞いたような。エンパスという体質も初めて聞きました。人の心の声が聞こえるのとはまた違うんですね。共感というほうが強いものらしく・・・川村のように、主にマイナス感情に引っ張られる方もいるようです。毎日、ネガティブなことを聞いていたら、メンタルやられるわ・・・



とここで思ったのが、特命係の二人との会話の時には「マイナス感情」が出ていなかったから、川村は怒ることも取り乱すこともなかったのかとびっくり!これは勝手な憶測ですが。。。どちらにしても、人の心を利用して自分が手を汚さない犯罪を立証するなんて許せん!!

ふぅ~。。。落ち着いたところで、次回のあらすじです。次回は熱くなりそうですね!


<相棒season17-9 刑事一人>

サルウィン共和国から働きにきていた外国人青年が死体で発見される(タイムリーな話!)
同じ飲食店で働いていた姉によると、最近外国人を狙った襲撃事件が頻発していると・・・

ところが。いつもなら事件を捜査する警視庁は手を引き、所轄のみの捜査となる。そこに伊丹が反発し、一人で捜査を始める。さらに、芹沢の頼みで、特命係の二人も捜査に加わる。

で・す・が!伊丹に圧がかかったり、身の危険を感じるような出来事に・・・

なぜ、捜査に圧がかかるのか!外国人が襲撃される事件が発生している理由に特命係と伊丹が迫ります!

仮面ライダーディケイドに出演中の伊丹刑事(川原さん)

<見どころポイント>


いやいやいやいや、来ましたよ~。サルウィン共和国!右京さんの初代相棒・亀山がいるところですよ!これはこれは「亀ちゃん、出ちゃう?!」と期待しちゃいますよね。
そして、伊丹の「正義」が発動する熱血回となりそうですね。
これは始めから最後まで見どころ満載間違いなし!

<今回の青木>

ひねくれながらも右京さんの興味を引くような「事件」を持ってくるところは、可愛らしくさえ見えてきました。温かい目で見続ける私がなぜかいます(笑)今回の青木は冒頭少しだったのが残念とさえ思えたりして(笑)
そろそろ元旦スペシャルへの序章が始まりますね。そちらに青木が大きく関わってくれないかなと期待しています。

その前に、水曜日の「伊丹刑事の正義」が見られる「刑事一人」楽しみにしましょ~。4話目の「バクハン」並みに期待しています。


2018年12月7日金曜日

ふりかえり企画 ドラマ「相棒season 16」はここを見ろ!!Part1

「相棒season16のまとめ①」

相棒のseason16を振り返ってみたいと思います。


正直、season16で「今回で相棒が変わるだろう」と勝手に予測していました。というのも初代の亀ちゃん以外の相棒のサイクルだとここかなと勝手に思っていました。
そんな始まり1話・2話「検察捜査」・「検察捜査~反撃~」でーす。
やはりseason初回のスペシャルということで、キャストが豪華でした。

<あらすじ>

自分の妻を次々と殺害した連続殺人犯の容疑者・平井(中村俊介)が、弁護士・慶子(中村ゆり)を通して警察庁を訴えるところから始まります。
自分が無実だということ・特命係の二人に脅迫され自白したのだという訴えに、法務事務次官・日下部が、検察官・田臥(田辺誠一)に告訴状を受理させ、「特命係を違法捜査行為で立件する」ように進める。


田臥は、「違法捜査」を立件するために様々な関係者から事情を聴き始める。

その間、特命係は「殺人事件」について勝手に捜査を始めるが、「捜査権」がないこともあり、あれやこれや手を使って「独自の捜査」をする。

田臥は、捜査一課の二人も巻きこみ「違法捜査」の立件をしようとします。もちろん、青木も巻き込みます。
ところが、特命係の二人は「捜査権」がないけれどどんどん捜査を解決へと進めます。
捜査権が必要なところは「捜査一課の二人」にしれっと任せたりします。これがウマいんだ!
しかも「捜査するなするなは、お笑い芸人の「押すな押すな」と同じで「捜査しろ」ということだ」と独自に解釈し、捜査を進める!
結果、平井が妻を殺害したのは「二人」で最後の「一人は事故だった」ということなのですが。。。どちらにしても「三人を殺害」したことには変わりなく、これは平井の幼児期・少年期に受けた親からの影響が大きかったものでした。

<浅井光彦シリーズの二人の共演!>

法務省の日下部と容疑者・平井の二人は、浅井光彦シリーズでも共演している二人ということもあり、話題になりましたよね。

しかも、平井役の中村俊介が浅井光彦を引退したこともあり、二人の共演はもうなくなるのだというときの共演だったので印象深く残っています。

<青木の動向>

青木はseason16からあれこれ策を練り、二人への報復を企てます。この初回スペシャルの時は、法務省の日下部に情報を流し、自分に有利になるように動きます。随時報告という名目で、特命係の二人の捜査について行ったりしているのをみると、ひねくれたセリフながらも楽しそうに協力しているじゃないかと思わせる当たり・・・本当のひねくれものです(笑)

<初回で冠城の続行を確信!?>
捜査一課との絡みや、日下部との「ある意味完全な距離や溝」が明確になり、冠城が戻る場所がなくなったことと、特命係にいながら他の部署とも関わるようになっていること、米沢検視官が居なくなり、冠城が検視官のような真似をするなどseason16以降の活躍が見込まれることもあって、これ以降も冠城はここにいるのではと、ふむふむ・・・一人思っていました。皆さんどうでした?
気になる方は、season16をチェックです!
では、またseason16のまとめ②に続きます。ここもチェックしてくださいね(笑)

2018年12月5日水曜日

ドラマ「相棒season 17」第7話 うさぎと「亀」

<相棒season17-7 うさぎとかめ>


相棒には毎回驚きがあると言われていますが、今回もそうでしたね。
ということで振り返りでーす。

「うさぎとかめ」というタイトルで、右京さんとカメとの出会いから始まり、なんてシュールなんだろうかと思いつつ、ついついカメを追いかける右京を見続けてしまいました。

ストーリーそのものは、談合疑惑が表立ってしまい、自殺に追い込まれた人物と逃亡した人物がいたという二年前の事件を追う話でした。

右京さんがついて行ったカメの先にいたのが「二年前に逃亡した人物・鮫島」でした。誰かに襲われ記憶喪失になり、襲われたことや自分自身のことを思い出せない。そこで特命係の二人が、捜査をするのですが・・・現総理支持派と反主流派の国家的な話が出てきたり、事務次官になるためにあれこれ企てる人物がいたり、、、要は、事務次官トップになるために、鮫島の動機が張り合う。

ところが、鮫島が生きていると不具合が生じる。そこで、自分に有利となると考えた人物が鮫島を襲ったという事件でした。

自分を襲ったのが、同僚だったことを考えるとちょっと切ないなと思ったのですが、、、それよりも、談合のことで自殺に追い込まれる世の中が切ないと思ったのは私だけでしょうか。

話に戻ります。事件が表立ち、自殺を覚悟した鮫島を止めたのは、杉原(この人物も同僚)でした。同じく同僚の谷川は、杉原に勝って事務次官になるために、鮫島を味方にしたかったが思うようにいかず襲ったのです。
鮫島が談合事件の自供をすることで、杉原に勝ち事務次官になると考えた谷川。谷川は鮫島を説得しに行きますが、鮫島は首を縦に振らず・・・切れた谷川が、鮫島をがっこーん!!
谷川は鮫島を襲った容疑で逮捕。なぜ、自分がホームレスになったきっかけでもある事件を恨まず、杉原をかばうのか。これは、鮫島の自殺を必死に止めた杉原との間に友情があったから。
しかし、谷川が逮捕された今、杉原が事務次官になるための障害がなくなったから、自首して当時のことを洗いざらい話すと決めた。
「うさぎとかめ」なら、うさぎが谷原で、かめが杉原と言ったところでしょうか。
うさぎとかめになぞらえて、官僚のトップ争いを描いた話だったのですが。。。
今回の話、実は、談合の事件・事務次官うんぬんより、「カメ」に気を取られてしまい・・・相棒ファンとしては、カメ=亀山に気がいき、亀山が相棒だったseasonを思い出したりしていました。

しかも、捜査一課の二人の「特命係のカメ!」なんて言うからさらにですよ。芹沢の「懐かしいな~」というセリフに「うんうん」と頷いたのは私だけではないかと(笑)
特命係のカメ!!

さて・・・次回のあらすじです。

<season17-8 微笑みの研究>

認知科学(これまた聞きなれない分野)の権威である大学教授が、心臓まひで亡くなる。ところが、SNSで呪いで殺されたと話題になり、呪いなどに興味がある右京は冠城と捜査を始める。
人を呪い殺せると公言している霊能力者と会っていて、人を呪い殺せると言われた助教授・川村。
川村は「事件性はない」と言われ密かにほほ笑んだ。そこに疑問を持った右京、独自捜査を始める。
これまた大学教授と助教授の話。さらに「認知科学」という耳慣れない分野がどう関わり、助教授がどのように教授を殺害したのか気になります。


<次回のみどころポイント>

予告では声だけですが「青木」も捜査に加わっているような・・・今回暖簾を下ろさなかった青木がやっと外に出るのでしょうか。
そして、窓からのぞき込む二人!新しい方がのぞき込んでいました。この方は??
それと・・・本当に人を呪い殺せるのか。気になりますね~。細かいことが気になる・・・

<余談>

今回「亀山」に触れている部分が多く、もしかして亀ちゃん出てくる?!と思いましたが、それより気になるのが「甲斐享」復帰説!
甲斐享役の成宮さんが、のっぴきならない事情で引退したのは、まだ記憶に新しいところなのですが、こののっぴきならない事情が事情だっただけに、復帰させてはどうかと芸能関係の中でも持ち上がっているようです。

その復帰策が「相棒」になるのではないかと。。。

反町長期説・成宮復帰説・亀山のオマージュ・・・次は及川光博?!先日、離婚を発表され、フリーとなったこともあり、仕事に束縛されてもいい状態に(ごめんなさい)なったので、これから出てきてもおかしくはないですよね。

水面下ですでに成宮さんの復帰に向けて動いているという話もあるので、これからも色んな意味で相棒から目が離せませんね。

そして、青木役の浅利さんがインタビューされ「青木を嫌いにならないでください!」と言っていました(笑)カメが居なくなったあとに寂しそうにしている姿や、冠城にランチに行こうと持ちかけるところが見えたりと・・・嫌いにならず、かえって興味を惹かれますね。

さて、水曜日の相棒を楽しみに待ちましょ~。




2018年11月27日火曜日

ドラマ「相棒season17」第6話の振り返り ブラックパールとは何?

まずは、次回の気になる点

「相棒season17-7 うさぎとかめ」

 <あらすじ>

右京がオフィス街で「リクガメ」と遭遇!カメに興味を持った右京が跡を追うと、そこには血を流したホームレスの男性が!

リクガメがホームレスの男性のペットではないかということで、特命係に「カメ」!を置くことに!
ホームレスの身元を調べてたどり着いたのが、二年前に失踪した国土交通省港湾局の「鮫島」だと分かる。

鮫島のことを問いあわせるが、国土交通省港湾局もそっけなく、肝心の鮫島は記憶喪失!
なぜ、鮫島は襲われたのか?!

ちなみに、鮫島が持っていた新聞に「読み人知らず」で掲載されていた短歌が、以前「うさぎ」というペンネームで載っていた短歌と同じという謎!

うさぎとかめが示すものとはなんなのでしょう!

<season17-6 ブラックパールの女の振り返り>

ブラックパールの女「平成の毒婦」ということでしたが、パールの説明をするあたりのシーンはさすがでしたね。


今回は、ブラックパールの行方を知りたいとのことでしたが、実際には遠峰が自分が拘置所内にいながら、人を操れるかどうか試していたと。。。試されていたのは、特命係というより、始めに出ていた弁護士・連城だったのではないかと、ラストに驚き!

あらぁ、妖艶な女性に操られていたのは弁護士かい!!と気づかされたのが一番の驚き!
そして、亡くなった谷岡の件!妻が勘違いして嫉妬で、ドライアイスを使い一酸化炭素中毒で殺害!
女の嫉妬は恐ろしいものだと改めて実感!って私も女でした(笑)

谷岡は自分の置かれている研究所よりもっと自由にもっと詳細に、そして高給料のところを探し転職を希望。

そのために人事関係者のご機嫌をとるため、ブラックパールを購入。そのとき、たまたま話しかけたのが、遠峰小夜子。遠峰は、谷岡にシンガポール行きの飛行機の中でブラックパールの販売店を紹介したのだから、自分はマレーシアで豪遊したのではなく、シンガポールにいたということを立証できる。だから、自分について書いた出版社を提訴出来るのだと。。。

たーだ、驚いたのが、以前は「人の顔を覚えられない女性」が主人公で、今回は「人の顔を記憶できる女性」が主人公だということ。病気というのでしょうか「症候群」というのは色々あるのだなーと興味を持ちました。

人の顔を一瞬で記憶し、相手に話を合わせることが出来るから、詐欺を重ね、人の心に入り込めた。その人の心を利用し、「純粋で女性をきれいに魅せるパール」を詐欺に使うなんて!!ちょっと許せない!!パールが汚れる!!と憤慨したのはきっと私だけかと・・・

ただ、遠峰がパールで詐欺を働いた結果、谷岡の死が殺人だったと分かったのだから、これはこれでパールの誕生石の意味にある「完成」に繋がったのかと納得。またまた奥の深い相棒を見せられた気分です。

ちなみに「ブラックパール」には、「水面下の行動」という意味があるんですよ。これも今回の相棒のストーリーにぴったり!谷岡の水面下の行動・遠峰の水面下の行動→ブラックパールに繋がる!

パール・ブラックパール共に、石の持つ意味が深くかかわっていたことが二番目の驚き!


三番目の驚きは、青木が冠城さんに(冠城にさんを付けるようになったのは、4話のバクハンでかなり印象が変わったので・・・)捜査の手伝いの協力を頼まれたあとの一言「今度ランチを一緒に!」

おぉっ?!青木がそろそろ観念して暖簾を下すときが来たか?!と思いました。
ちなみに次回の相棒では、右京さんが青木のところで推理しているシーンがありました。やっと特命係三人体制始動なのか?!と楽しみ!

<次回の見どころポイント>

やはりここは「青木の変化」に注目したいところです!
カメ違いですが、「特命係の亀」と「特命係のかめ」・・・亀山をオマージュするシーンも楽しみにしたいところです。


<余談>
先日、相棒に出演していた津川雅彦さんのお別れ会がありました。
実は、水谷豊さんと反町隆史さんは別々の事務所に所属していることから、別々に来るのではないかと言われてました。
ところが、当日は二人一緒の車で来場し、インタビューなども一緒に受けていたということで、業界では「相棒」の相棒・反町隆史長期説が出ているそうです。
デイリースポーツONLINEより

本当だったら凄いな~。

それでは、水曜日を楽しみに待ちましょ~。