[相棒14-5 2045あらすじ・ネタバレ・次回あらすじ]
法務省のエリート官僚・藤井の遺体が発見された。死因はコーヒーに混ぜられた青酸化合物。自殺の可能性もあったが、捜査一課は愛人・彩那を第一容疑者として捜査を開始する。
同じ事件について、法務省が助成金を出している研究機関の人工知能「ジェームズ」も分析を始めていた。実証実験ではすでに4件の事件の犯人をピンポイントで言い当てている。
ジェームズは彩那犯人説を否定。そこに興味を惹かれた右京は冠城と、ジェームズに会いに行く。
さらに興味をもった右京は冠城と事件の捜査を始める。
<静と動・ジェームズと右京・冠城>
個々に捜査をして情報を集め、解決へと向かう右京と冠城。
この二人が「動」だとして、それと対照的なジェームズと研究員・長江は、どこまでいっても「静」でした。
研究室の雰囲気・長江の表情。この不気味すら感じる静が、ドラマ全体を包んでいて何やら静かなまま、起伏もなく終わりをつげるかと。。。
法務省も関わってすごくスケールの大きなことなのに、それがどこかへ行ってしまうくらいのジェームズと長江の存在感。いやー、普段ファブリーズのCMを見ているだけに、この長江を演じた平岩紙さん、凄すぎました。
不気味と静寂。存在感。
そこに目が釘付けでした。
ジェームズと右京さんのチェスの対局は、素人から見ても一回目と二回目と違うのは感じました。
二回目は確かに単調と言うか変化のない、、、何かが違うのは分かりましたよねー。あまりにも単純な返事だったから、ど素人のチェスの分からない私でも変化に気が付きました。
と同時に、余りの静に包まれたドラマ展開に、このまま終わるの?!と思ったくらい!
その最後の長江の激情!びっくりしました。しかも、本当に狂気さえ感じました。
みなさんはどう感じましたか?
<事件解決>
法務省の藤井は自殺ではなく、他殺でした。
しかも、犯人は長江。
藤井はジェームズのための研究機関の予算を法務省から出す代わりに、長江に関係をせまっていたのです。もちろん、長江は受けざるを得ませんでした。
そしてジェームズが軌道にのり、事件解決への信頼を得るようになった矢先に、藤井から助成金を打ち切ると言われる。
藤井は自分の愛人の研究に、ジェームズにあてていた助成金を使うことを決めたのだ。これが殺意の引き金になり、長江は自分から藤井を呼び出し、ホテルで殺害。そして自分が犯人とならない方法を、ジェームズを使って導きだし、その通りに動いた。
しかし、右京が動き出したことで、長江とジェームズの計画は果たせなかった。長江はジェームズを解き放ち、自分の罪を認め逮捕されるのだった。
って、大体にして研究の補助金出すから、関係を迫るって!!ちょっと完全に女性を敵に回しましたよー!!しかも1人2人じゃないってどういうこと??と、憤慨してしまいました。
だけど、女の弱みに付け込んでいると、後が怖いですよー!女は受けるだけではなく、ちゃんと仕返ししますからー!!とムカムカしました。
ただ、それ以上に感じた狂気と、ジェームズへの愛情。
これは身近なものだと感じました。
スマホのゲーム、SNS、検索機能と、自分の言ったことに返事をしてくれるものが増えてきています。これが進化すると「ジェームズ」になるかもと。
自分の好みや趣味を入力すると、それに合わせた情報・SNSでのおすすめがすっと出てくる。
仮想世界のゲームもそうですよね。これが進化したら。。。ジェームズ??
今回のタイトル「2045」は、人工知能が人間の知能を越えると言われている年だそうです。本当にジェームズのような機能か、それ以上のものが、世に出ていそうですよね。
<次回のあらすじ>
「はつ恋」
倉庫ビルの敷地で、転落死したとみられる男性の遺体が発見された。この男性は、右京が以前から注目していた芸術家・ジャンクアーティスト・山崎だった。
山崎の不審死ということもあり、右京・冠城は捜査を始める。そこで見つけた、不自然に壊された作品の復元を試みる右京。
山崎の内縁の妻・山崎を支援していた人物の証言の食い違い。
なぜ、山崎は亡くなったのか!
芸術家の不審死・壊された作品・・・そこに絡む、はつ恋。
右京と冠城の同居人コンビが、事件解決へと動く!
ジャンクアーティストという新しいジャンルの芸術を絡めたドラマ。ジャンクフォトなどに興味がある私は、ジャンク作品がみられるのではないかと楽しみです!
<ちょこっとプラス>
部長、今回は小さな罰が当たっちゃいましたねー。お茶+おかきに文句言うもんだから、噛んだ時の「痛っ!」には、参事官でなくてもニヤッとしました。
角田課長の「暇か?」に対しての「暇じゃありません」の返し!その後の、二人の飲み物を飲むタイミング!それに冠城の「はいぃ~?」と、今回は「静」がほぼだったので、この細かい「動」が効いてる!!
右京が紅茶を淹れるショットもサービスショットでしたねー。下から見るなんてそうそうないですよ。やはり、高さと言い、凄く迫力のある紅茶の淹れ方でした(笑)
あの。。。BINGO!って死語ですか??(笑)
今回はピリッと効いた細かい演出にぐっと掴まれました☆
そして「確信がないことは、見過ごせないだけです。」・・・
これは右京さんの新しいフレーズになりそうな予感♪