[シーズン12-18 「待ちぼうけ」右京・甲斐享]
個人的に好きな、シーズン12-18「待ちぼうけ」右京は駅舎で、享は喫茶店でそれぞれの時間があり、さらに事件が絡む、ちょっとしたパラレルワールドの回です。
駅舎でのオセロ・カフェでの享のナンパ・伊丹の追う事件と、一見繋がりがないように感じる三つが繋がる。ここのロケ地も話題になっているところです。
<右京のロケ地は千葉県>
右京さんがいた、駅舎。あの駅は実在している駅です。千葉県の「上総鶴舞駅」です。関東の駅、百選の77番目にもなっている駅なのです。なるほどー、選ばれる理由も分かります。
一日15人ほどの乗車があるようです。
春の菜の花と桜のコラボが有名で、この時期に訪れる人が多いようです。
写真家の中には、山と山の間を通る一瞬を待つ人も多いのがここ。
時刻表を見ると、一日にここの本数が少ないことが分かります。
鉄橋を通る一瞬、駅舎のレトロさ。
写真で見るだけでも、百選に選ばれる風情があります。
鉄道ファンでなくとも、惹かれてしまいますー。
その駅舎で、懐かしのストーブがあり、右京と友部(太川陽介)とのオセロ。
時間が止まったかのような雰囲気の中でドラマは進みます。
<甲斐享のロケ地は東京都>
雪美(芳本美代子)と出会ったカフェは、三菱一号館美術館です。「三菱一号館」とは、開国間もない日本政府が招いた、イギリス建築家「ジョサイア・コンドル」によって設計された洋風事務所建築なのです。
三菱合資銀行が入っていたりと、日本に新しい風を起こしました。
今の三菱一号館美術館は、三菱一号館の作り・技法をそのまま再現建築したものなのです。それもあり、レトロ感があったのですねー。優しい雰囲気のカフェでのワイン。ちょっとというか、かなり粋ですよねー。
ロケ地を知れば知るほど、巡りたいなという気持ちが膨らみます。
右京の駅舎と言い享のいるカフェといい、レトロな中でのゆっくりと流れていく時間が、ドラマを引き立てていて事件が際立っていました。
伊丹の追っかける時間と、右京・享の過ごす時間のギャップが凄くて、私にとっては、とても印象深い回でした。
<殺人事件と右京と享のそれぞれのストーリー>
途中にも書きましたが、太川陽介・芳本美代子がゲストでした。雪美(芳本美代子)と享の流れる時間。それにしても享がどうして、雪美に声をかけたのか。ナンパする必要もないだろうに。。。しかもわざわざ雪美の愚痴というか、振られた話を聞いて、雪美の旦那さんにも誤解されるし。。。
右京は右京で、なぜ、友部(太川陽介)と会ったのか。一日の本数が少ない駅舎で、次を気にすることもなくオセロをしながら、友部の身辺・過去の話を聞く必要があったのか。。。
そして特命がいない中、捜査がスムーズにいきつつも「あれ?」と違和感を覚えたのはなぜか。。。
やっと最後に「あー!!」と納得する終わり方。
ちょっとしたパラレルワールドでした。ロマンティックなラブストーリーも絡めつつ、殺人事件の解決+時間の流れ。伊丹さんは、かなり悔しがっていましたけど(笑)
この回のロケ地には、かなりのファンが訪れているようです。上総舞鶴駅・三菱一号館美術館は、誰でも入ることが出来ます。カフェも利用できるので、ドラマの雰囲気を楽しむのもいいですねー。ちなみに、上総舞鶴駅は無人駅です。
事件解決のほうはそっちのけで、私の好きなseason12の18話「待ちぼうけ」をご紹介しましたー。事件解決は、ぜひチェックしてみてくださいね。
私のつたない言葉で、この回の雰囲気が伝わればいいのですが。。。
皆さんの記憶に残る回はいつですか?
0 件のコメント:
コメントを投稿