[相棒 映画3][巨大密室!特命係 絶海の孤島へ]
2014年公開。新旧の相棒の共演は初となる。
この劇場版には「dビデオ」でドコモが期間限定で、序章として携帯ドラマが配信されている。
テレビ朝日開局55周年記念作品。
<あらすじ>
右京のもとに神戸が来て、「馬に蹴られて亡くなった男性」の事件を調べてほしいと依頼。この亡くなった男性・岩代は、若狭という実業家(演:宅間伸)が所有する島「鳳凰島」で亡くなった。
この鳳凰島では、色々な噂が絶えないところだという。
鳳凰島が民間人所有のものであるため、おおっぴらに捜査が出来ない。
そういうところを、縦横無尽に自由に捜査するのが「特命係」だと次長からの依頼でもあるという。
鳳凰島には民兵がいて、生物兵器も保有している噂があるというのには、右京の興味アンテナが働いた。
しかしなんともきな臭い。
馬で蹴られて亡くなった男性の捜査に、納得がいかないながらも右京と甲斐享は向かうのだった。
<内容がぶっ飛んでる>
これが正直な感想です。飽きさせずに楽しませてくれるところは、さすが相棒!!
開局55周年記念映画としては本当に凄いものでした。
なんといっても、撮影スタッフの意気込みが感じられます。
ロケ地は「沖縄」です。リゾート観光地としてのイメージが強かったのですが、違う一面もあるんですね。
本島北部・座間味島・前島と大自然を求めて選び、撮影したと言うだけあった映像でした。
密林・岩礁・断崖・滝・川・海プラス4Kでの撮影と今までにない迫力の「相棒」が見られたのは、このロケ隊あってのものですねー。納得!
確かに撮影環境に驚きました。撮影の努力はもちろん、演じる役者さんたちの過酷さも伝わってきました。
映画そのものは、本当にオープニングから「え?」でした。尋常じゃないトレーニングに驚きました。
しかも、私有地、民間人ですよ。さらに、すでにオープニングで「死」「殺人」のにおいが。。。
その鳳凰島に、公安がマークしているがすべてが噂だということで身動きが取れないから、事件をきっかけに調査をしてほしいということに、右京は非常に腹を立てます。
実際、島に行ってからの右京さんは、どこに行っても右京は右京!を感じました。
右京さんが動くときのコミカルなBGMにはやられた感満載でした。
もう、笑っちゃうのです。コミカルすぎて。
一つひとつ、今までに見たことのない右京さんが見られるのは、やはり映画ならでは。
まるでコメディにでているかのようなコミカルさは、ドラマでは見られません。今までの映画でもありませんでした。
島を見て歩く・朝の目覚めの紅茶を密林で迎える・馬糞が気になりベラベラとこっけいなBGMに乗せて話し続ける。
そしての「こまかい事が気になる、僕の悪い癖」
きたー!もう笑っちゃう。前作の映画が重かったのに対して、中身は重いけどぶっ飛んでる感じでした。
次長は次長で、圧力をかけられても『「特命係」はそういうもの』だと流すし。
分かっていて行かせたのでしょう?とふふっとしてしまうし。
衛星電話で、米沢さんや角田課長におねがいするところは、どこにいても右京さんは右京さんだと本当に思いました。
陸・空・海とフルに使っていての壮大さ・リアル感。民兵の存在感と本当にあるのではないかと思わせる。そんな自分を現実に戻すのはBGMでした。
興行収入が落ち込んだとかいろいろとありますが、相棒の楽しみ方ってあると思うのです。映画ではなく、自宅でじっくりとという楽しみ方があるかと。
私は後者なのですが、一回見ただけでは物足りないというか、また見たくなるんですよね。
そうなると、映画館よりもDVDのレンタルや購入で何度も見るほうが楽しめるのです。
「真実とは何か、正義とは何か」と右京さんらしさが出ている一本です。
残念ながら、甲斐享ファンには物足りないものだったかもしれませんが、私は一回より二回目、二回目よりも三回目と見るたびに、新しい発見がある「相棒Ⅲ」
ぶっ飛んでいる内容ではあるものの、私好きです。
<解決>
やはり、民兵がいて、しかも生物兵器ありと噂通りだった「鳳凰島」そこに岩代はスパイとして送り込まれていた。
それがばれて、撲殺されたのだった。
撲殺がばれないように、馬の蹄鉄の跡をつけ、馬に蹴られたことにしたのだ。
この犯人は、民兵のリーダー・室司。
生物兵器も、爆破し、存在しないとしながらも、島の外に送る。
しかし、それは送り先不明で戻ってくる手筈だった。ここは右京が気づき。事なきを得た。
これによって、失脚した大臣も出たが、ここはさらっと。。。
衛星電話で豪雨の中、悦子に「ハッピーバースディ」を歌う甲斐享。
もー、ここまできて、ごちそうさまでしたのあとの右京さんの登場に、どっひゃー!でした。
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