[官房長・杉下右京・亀山薫][特命係 廃止される]
それは、まだ「相棒」が「ふたりだけの特命係」だったシーズン1のときのことです。官房長によって、特命係が廃止になったことがありました。
このシーズンの最終話の<特命係15年目の真実>の前の回<右京撃たれる>から続いているので、ちょっと気になり見ちゃいました。
<特命係 廃止>
シーズン13の甲斐享事件の前に、すでに一度廃止されていたことがあるとは!と気になって。この廃止は小野田官房長が決めたこと。。。というのも、特命係=杉下右京のきっかけになった「外務省高官宅籠城事件」の関係者が、次々と変死する事件が起こったのです。
その謎を解明する・解決し真実を知るために、官房長が、当時自分の右腕だった右京をそばに呼び、捜査を始めるため。
全くー、自分勝手なのねー。
もちろん、亀山も一緒です。しかも警察庁官房長官付きとして!それもあってか、この回は新鮮と面白さがありますねー。もうかなり前のものなのに。
ゲストも、池脇千鶴・内藤剛・長門博之!
ちなみに池脇千鶴さんは、今は所属よしもとで、ここ数年は映画に出演されていました。
激太りが話題になったりと、女優業ではないことで話題になっているのは年月を感じました。
ですが、ドラマが古臭くないと思って見入ってました。
<官房長・杉下右京・亀山薫>
それは、特命係を廃止させ、捜査をする。しかも肩書は「官房長官付き」。。。捜査会議を官房長室でしてしまう。
そうせざるを得ないのですが、官房長室で、官房長・右京・亀山と揃ってのものには新鮮さを感じました。
しかも、冒頭、亀山が官房長室に「スーツ」で来るのか「いつもの恰好でくるのか」。。。お昼をかけて官房長と右京が予想する。おいおい、お昼賭けちゃてたの?と突っ込みをいれていました。
このときの右京さんの嫌味を含んだ言葉。官房長とのやりとり。今は実現しないものですが、やっぱり面白いなと。この二人のやり取りは飽きない。こんな二人をもっと見たかったなー。
今回はこの二人に振り回される亀山。
結局は初日がスーツであとはいつもの格好でした。
三人でラーメン屋にいるシーン。マジですか?!ラーメン?!しかも混んでいるところで悠長に?!あー、これは「ふたりだけの特命係」ででしか見られないものだなとしっかり見ました!
<15年前・特命係・プレート>
15年前の官房長と右京の「強行突破」と「人質解放」のエピソードも見られます。その中のシーンの「特命係」のプレートを割る、激情・激高の右京。
あー、これなのねと。。。このシーンは、神戸尊のシーズンでもちらっと出ますが、その前後もしっかりと。
15年前の事件と、今回の事件のことと、繋がったときにはすっきりしました。
犠牲になった人数を考えると、右京さんの激情っぷりは納得でした。
しかし、うまい具合に特命係のところで割れたものです(笑)このプレートがそのまま特命係の看板となるわけですから、見るたびに怒りが出てこなかったのかと思ってしまう、心の狭い私。。。
そしてその時の関係者が次々と変死。人質になった人が次々に亡くなるって、いかにも怪しいですよね。
ここで出てきたのが北条閣下(長門博之)です。すでに閣下は、閣下だったのです。
閣下と呼ばないと返事をしないし、すぐ怒るし。。。閣下は閣下でした(笑)
<伊丹・亀山>
このとき、まだ捜一はトリオではありませんでした。芹沢がまだ登場していないのです。気になって調べました。いつ登場するのか。登場はシーズン2-4!
と言うことで、伊丹・三浦の捜一コンビです。
最初で最後の
「警察庁官房長官付きの亀山様ぁ~」
と嫌味たっぷり!!この時期の伊丹と亀山のやり取りはかなり荒っぽかったですね。
しかも、米沢のそっけないこと。今の状況と比べるとまるで扱いが違うので、たまに前のを見るのもいいものですね。
新しい発見があります。
<角田課長・暇>
特命係が廃止になり、角田課長は暇か?ではなく、暇というよりも寂しがっていました。「暇か?」と言える相手もいなく、静かな元特命係の部屋。
そしての不可解な事件を持ってきて、なぞを解く楽しさ。こういうのがなくて、やっぱり暇していたのでしょう。
右京が「お暇ですか?」
と角田課長に声をかけたときの嬉しそうな表情。
「一度、言ってみたかったもので。。。」という右京。そこに亀山。ウキウキの角田課長。
2人が出ていくときには「もう行くのか?」「ゆっくりしていけよー」って(笑)いつも言っている「暇か?」が「お暇ですか?」と聞かれるのもこの回だけですかねー。
<特命係は廃止のまま>
ドラマは終わっています。最後に亀山とスクランブル交差点を歩くシーンは清々しいものを感じました。どうしてそう感じたかは、ぜひ、見てください!!事件の解決の仕方で、お互いの理想論を言いあう官房長と右京。その後、右京が部屋を出ようとすると「どこへ行くんだ?」と。「決まっているじゃないですか。証拠を探しにですよ。」
このセリフ!
官房長が亡くなったシーンのラストに、享と右京が交わした言葉「どこに行くんですか?」「証拠を・・・」「官房長の意に・・・」「これが私の官房長への別れの言葉です」
あ!!と思いました!!
シーズン1も官房長が亡くなった終わりも、この言葉が別れの言葉!!とかぶってしまったのです。うーん、ただの偶然だとは思いますが、、、たまに前作を見直すのも面白いですね。
<ちなみに閣下は>
閣下はというと、官房長と取引して、、、その後シーズン4-1「閣下の城」で復活します。この閣下の城は「ロックハート城」と現実にあるものです。
1987年に俳優の津川雅彦さんが実際に購入し、今は名誉城主となっています。「大理石村」の中にあり、誰でも入場可能で、結婚式を挙げるかたもいるほどです。相棒だけではなく、他のドラマの撮影でも使われています。
シーズン4-1に津川雅彦さんも出演されてますよねー。自分の城の撮影に、自分が出る。
凄い!
っと、この閣下の城は、シーズン5-17「女王の宮殿」でも使われています。
ふたりだけの特命係のストーリー・ラストは、ぜひ、見てほしい話です。
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