片山雛子 初登場 シーズン3第1話 双頭の悪魔
雛子が初登場するシーズン3。
これは、1話がSPなのにも関わらず、
かなりの長編で3話まで続きます。
やはり、一度見直すと、片山雛子の人となりがわかりますねー。
Season14の元旦SPへの期待にも拍車がかかります。
<あらすじ>
亀山が麹町東署捜査一係へと転属になった。
めでたく現場復帰と喜ぶ。
しかし、恋人の美和子がほかの男性と付き合っていることは知らない。
転属を喜ぶ亀山に、なかなか真実を伝えられない美和子。
美和子の彼は院内紙の記者として活動をしている
「鹿手袋」(西村雅彦)
彼は、片山雛子をひそかにマークしていた。
若手だけで、自分の会派を立ち上げるなど
政界で話題を振りまく雛子に、
機密費に関するスキャンダルがあるのではとマークしていたのだ。
そんなときに、官房長補佐官の沢村の遺体が発見される。
沢村は死の直前、朱雀官房長官の携帯に、
自殺を予告する連絡をしていた。
現場へ駆けつけたが沢村補佐官は
延長コードで首をしめたあとだった。
現場に呼ばれた、加賀谷補佐官(佐戸井けん太)は、
朱雀の説明と動機に思いを巡らせる。
朱雀は首相官邸に盗聴器が仕掛けられた事件に関係があり、
責任を感じて自殺をしたらしいと言う。
沢村補佐官が亡くなった日、
鹿手袋が何者かに刺されて重傷を負う。
鹿手袋の事件の担当が亀山になる。
返却する私物の携帯に、亀山の恋人の美和子から電話が入る。
そこで、美和子と鹿手袋の関係を知り、
すっかりやる気を失った亀山。
沢村の事件が自殺として落ち着こうとしていた矢先に、
前法務大臣の瀬戸内が沢村補佐官を殺したと自首してきた。
しかし、動機を聞こうにも、取り調べには何一つ答えない。
そこに右京が来て「どうにもあなたと殺人が結びつきません。」
この右京の一言をきっかけに政界・記者の鹿手袋・亀山と動きが出てくる。
<序章>
片山雛子が初登場するので軽い気持ちで見始めたのですが、
それはもうびっくり。
もうこの頃からしたたかぶりは健在でした。
すごく見た目は淑女で、瞳を潤ませて人を見る、
話を聞くというのを始めに見られたので、
あー、片山雛子も始めは
議員としてとても謙虚だったのね。
なんて思っていました。
しかし!!
そこをひっくり返すくらい嫌味なしたたかな恐ろしい表情を見せる。
いやー、怖い怖い!
それと同時に亀山と美和子のこともあり、
政界で起こったことだけにクローズアップされていなくて
人間関係ぐちゃぐちゃな感じなところもよかったなあ(笑)
右京とたまきが離婚した理由も聞けそうな雰囲気もあったのに、
そこはスルー。。。うーん、知りたかった!
官邸の盗聴器・沢村補佐官の死・瀬戸内の自首と
ここだけでも盛りだくさん!
そこに片山雛子の存在感の大大きいこと!
沢村補佐官の死は自殺ではない確率が高いという
米沢の鑑識力には凄さを感じました。
そこに右京の推理。
自首をしてきても何も話さない代わりに、芹沢と世間話をする瀬戸内。
瀬戸内は右京に、自分と沢村との仲を話す。
一番若い友人だと分かり、ますます事件に興味を持つ。
事件で犯人が出てくると自殺では片づけられない。
瀬戸内の狙いは「警察が捜査に動く」ことだった。
しかもその、事件に右京が絡むことで真実が暴かれることに期待を持ったのだ。
瀬戸内は、片山雛子の父親と仲良かったこともあり「雛」ちゃんと呼ぶ。
しかし、片山雛子の本当の姿を知ることはもう少しあとの話。
では、鹿手袋はだれに刺されたのか。
沢村はなぜ殺されなければいけなかったのか。
これも分かるのはもう少し後になります。
<次の話へ向けて>
この序章では、官房長官・補佐官・記者・議員などの、
人となりを知ることができる。
さらに、沢村が自殺ではないことも、
瀬戸内が犯人ではないことも明らかにされる。
瀬戸内の行動に怒った官房長は、
瀬戸内と仲のいい小野田を降格。
動きを封じられた二人のように見えますが、
このあともフルに動きます。
そして小野田が
「お前の頼み事なら大抵のことは聞くよ。覚えておいてちょうだい。」
この言葉をどこまでも貫く小野田の姿勢にもチェックです。
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