2015年10月30日金曜日

相棒14第3話の感想!死に神とは!?(ネタバレあり)第4話も少し

[相棒14-3][死に神]

右京が動けば事件に当たる。

と今回は、特命係らしい仕事の帰りに、女性の服毒死事件の捜査現場に出くわす。

もちろん捜査現場に行く右京と冠城。




そこで二人が気になったのが、女性の手に握られていた、観葉植物とハイドロボール。

そして、ケミカル工業の会社名の入った車。

ここの別荘には、女性の手に握られていた観葉植物もハイドロボールもなかった。

しかし、別荘の持ち主・雨宮は、亡くなった彼女・美由紀と付き合っていたという。
何か矛盾を感じた二人は、捜査を始める。

<右京と冠城の観察眼と推理力>

女性の手に握られていたものが、ハイドロボールだと二人とも気づき、冠城に至っては言い切るところ。米沢でなくとも、舌打ちしたかも・・・?笑ってしまいました。
















↑これが「ハイドロボール」


・遺品の中のコルクが気になる
・推理好き
・パソコンで徹底的に調べる。
って二人とも似ているー!そこに米沢が入って軽快なテンポのやり取りは、いい雰囲気になっているなと思ったのですが、見ていた方はどう感じましたか?



しかも観察眼・推理力・頭の回転の速さ・機転の利くところにも似たような感じが。

今回はそれが息ぴったりで、美由紀の携帯を隠すところは、凄くいい連携プレー!こんな風に二人がガンガン進めていき、捜一・上層部が影をひそめるような回は、最近ご無沙汰でした。



冠城に変わってからは、二人というのがクローズアップされているような感じがします。



おっと、さて事件の話に戻ります。


<事件解決>

別荘で亡くなった美由紀は、やはり自殺でした。

しかも別荘でなくなったのではなく、ケミカル工業で自殺をしていたのです。さらに、雨宮は、美由紀の彼氏ではなかった!


美由紀の彼は、青年実業家・志茂田で、女優・青山と婚約していた。
(冒頭ちょっと出ていた実業家と女優。それを見て角田課長がなぜか落胆。好きだったようです。)

美由紀の彼が、志茂田だと分かったのは、彼がいつもしている指輪「サファイア」と、遺留品の志茂田の家紋が入ったワインのコルク。



美由紀は、志茂田のことで悩み苦しんで自殺したのだった。なんと早い解決!まだ、9時35分。


って、雨宮は?
ケミカル工業は?

そうそれなのです!

やはり、素直に事件解決と行かないのが相棒です。


美由紀はネット掲示板に、彼氏のことを「サファイア」と称し、悩みを相談していた。

相談に親身になっていたのがハンドルネーム「ヘリファルテ」。

ヘリファルテは、過去にも数人の死にたいという女性の相談にのっていたのです。このヘリファルテ、スペイン語で「はやぶさ」と言います。

その「はやぶさ」を日本語の漢字に直すと、隼です。
なんとケミカル工業の社長、中村隼がそのヘリファルテだったのです。


ここまで聞くと、あー、自殺をしたいという女性を止めようとしている人なのねと思いますよね。

でも、このヘリファルテさん、でした。

死にたいという女性たちの、自殺を手伝っていたのです。

死に方・死に場所まで決めてあげるという丁寧さ。



ヘリファルテさんが、自殺の手伝いをした女性の中に、雨宮の妹も入っていたのでした。

そこで雨宮は、妹の真実を聞くために、ケミカル工業に行ったら、なんと、美由紀が!

もう息をしていなかったことをいいことに、携帯に残された遺書を利用し、自分の別荘に運ばせたのです。

ヘリファルテさんを陥れようと。。。

あぁ、可愛らしくヘリファルテさんと書いても、悪は悪なのでやはり「中村」に変えます。


中村のしていることに気が付いた右京と冠城は動きます。

もう、本当になんだかんだ言っても、ふたりは息がぴったり!


中村が自殺を手伝っていたことを認め

「生きているのが死ぬほどつらい人には、僕のような人間が必要なんです!」

と言い切った。が、冠城の怒りを抑えつつ、冷静に

「どのような理屈をつけても、あなたがやったことは殺人だ」




「あなたは人を殺したのです」

今回は事件解決の解説、長いでしょう?

この大きい文字に返した、大きい文字。右京が同じセリフをどこかで返したなと思ったので、わざと大きくしました。だれか覚えていませんか?




このシーンで、冠城の「正義」と右京の「正義」が一致した瞬間でした。


そのあとの右京のセリフは、かなり省略しますので気になった方は、もう一度見てください、すみません。

ただ、ラストの
「まさに、死に神ですよ!」

ここで、タイトルとやっと繋がりました。

死に導く者ですね。タイトルここにきたー!!です。本当にタイトル通りの事件でした。


<次回のあらすじ>

「ファンタスゴマリ」
これって、幻灯装置?



右京は捜査二課時代の上司と再会する。

この上司・片野坂は、今は裏社会の人間と繋がりがあるので、右京は関わらないようにしていた。


しかし、片野坂は20年前の事件を切り出します。

当時、捜査していた事件の黒幕・譜久村を逮捕するための、唯一の手掛かりだった男の娘と偶然再会したと。(手掛かりだった男は、すでに他界)しかし、一週間前から、その娘と連絡が取れないので、右京に捜査してほしいと依頼する。


右京は、譜久村が今回の事件に関わっているのではないかと、圧力をかけられながらも、冠城と捜査をする。


女性失踪・右京の元上司・20年前の黒幕・・・

あー、すでに来週が待ち遠しいですね。

キーワードや、あらすじが分かっても、その裏に隠されたものが何なのか!楽しみです。


<ちょこっとプラス>

今回、米沢がストレートに右京に聞いたにも関わらず冠城のことを「ただの同居人」と言ってましたね。

本人の前で!しかも「花の里」でも!


思わず新喜劇のように、カクンといっちゃいましたよー。
友達ですらないとか。カクン、カクンの二連発でした。

だって、角田課長が持ってきた芸能新聞みて、ピンときてすぐ一人で出て行ったのに「冠城君!!!」って呼んだでしょう?これって相棒ってことじゃないの??


なんだか付き合うまでの男女を見ているようで、こっちがやきもき。

でも「花の里」に連れてきた=気を許すですから、照れ隠し??







今回も憎い演出がありましたねー。



オープニングのチェスの対局、愛飲の対極、お酒も「和」の日本酒・「洋」のワインと対極していましたねー。

共通点もあり、対極面もあり。この演出。次に何が出るのか楽しみですねー。




あ、今回も右京さんのネクタイとチーフ、おしゃれでしたー。



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