2015年12月3日木曜日

ドラマ相棒 シーズン10 第10話元旦SPの感想(ネタバレあり)2012年

相棒元旦SP シーズン10第10話 ピエロ


毎年豪華なゲストの元旦SP。

ピエロには今は引退された大橋のぞみをはじめ、今活躍されている斎藤工・遠藤要も出演。公安課課長に松方弘樹の兄である目黒祐樹も出演。

出演者だけでも見応えのあるSPでした。最初から驚きの連続でラストまで事件の真実が分からない!ハラハラドキドキ!


この年は東日本大震災があった年でした。世界に目を向けると、北朝鮮の金正日総書記が亡くなり、テロリストのリーダー・ビンラディンが亡くなる・タイの大洪水など、重い時事ばかりでした。

しかし、なでしこジャパンの優勝に、イギリスのウィリアム王子の結婚と明るい時事も。この一年をどうドラマに組み込んでいくのか、さて、振り返ってみましょー!!

<あらすじ>

刑事部長に命ぜられ、庁内の正月飾りをセッティングしたり、オペラハウスでの盗難品の返却と防犯対策の相談とこまごまとした用事をこなす「特命係」


特命係の扱いにイライラと愚痴をこぼす神戸は、先にオペラハウスへと向かう。オペラハウスに着いた神戸は、ロビーにいたピエロにぶつかる。子供たちを引き連れていくピエロに違和感を覚え、館長に盗難品を渡しピエロの後を追う。


後を追っていくと子供たちが乗り込んだバスには、拳銃を持った男がいて、女の子(大橋のぞみ)に銃を向け神戸を待っていた。強引に神戸を乗せ、バスは走り出した。

子供たちと一緒に誘拐されてしまったのだ。

一方、遅れて着いた右京は、館長から神戸が戻ってこないことと、連絡がつかないことで刑事の勘が働き、事件が起こったことを察知し、独自に捜査を始める。

<右京と神戸の絆と信頼>

強く感じたのは二人の絆でした。



二人だけではなく周りとの絆。とにかく「絆」「信頼」を思わせるものでした。神戸の身を案じ推理力を働かせ、即行動と今までにない右京が見られます。

そして、右京が何か気づいてくれると信じて、細かいことながらもサインを送って行動する神戸。ふたりの間の絆と信頼感が、随所にみられるスペシャルでした。


それだけに、捜査本部の捜査方針に真っ向から反対し「再考を!!」と言う右京には驚きました。熱く、表立って発言することってなかなかないことですよね。


そもそも捜査本部には入れなかったり、そこを飛び越えてしまうのが特命係でしたから。右京の強気な態度と発言は見ていて気持ちのいいものでした。

本当はエリートの人でしたから、あの事件さえなければ、、、いずれはこうして周りに指示を与える立場だったのではないかと想像してしまいました。あの事件とは、特命係の始まりの事件です。


事件の核心をズバッと見つけ、そこから切り込み、事件を解決していく様子は「杉下右京」らしさ全開でした。

しかも右京の考えに耳を貸さなかった、公安課課長が捜査方針を変えた時には「してやったり顔」!!

右京さ~ん♪と、なぜか私がフフン♪と(笑)

<事件解決>

子供たちを誘拐した犯行グループのリーダーの草壁(吉田栄作)は自身の声明文を読まれることなく、世に出ることなく、速水(斎藤工)に殺される。子供たちや神戸、巻き込まれた平野(遠藤雄弥)を残し、アジトに爆弾を仕掛けて、速水たちは出ていく。

彼らの要求は「ヘリと30億の現金、5人の服役囚の解放」ととんでもないものだった。しかし、それは表面的なもので狙いは別にあったのだ。


右京はそれにも気づき、いち早く行動を起こすよう捜査本部で指示を出した。

何の関係もないような平野。その平野が狙いだったのだ。平野は、朝比奈警備保障の社長の朝比奈の孫だったのだ。平野の写真を社長に送り、平野の命と引き換えに、現金回収車から現金をもらうことが狙いだった。

速水は自分の置かれた境遇と、平野の境遇を比べ虚しさを覚えた。さらにホームレスとして生活をしていた父親の死。その父親が生きた証しでもある場所の公園が、開発計画のためになくなること知り、自分がそこを買い取り残そうとした。


父親が生活をしていたところから見えたビルは「朝比奈警備保障」。

川一本はさんで生活が全く違うことにも気づく。

そこでたまたま出会ったのが草壁。草壁の日本の理想論を聞き、テロ計画を利用し自分の計画を実行していった。

しかし、そこは右京を敵に回したあなた方がよろしくありませんでしたーーー。逮捕に至る。

もちろん、アジトに残っていた子供たちと神戸・平野は無事に保護される。佳奈(大橋のぞみ)の勇気ある行動が解決の糸口になった。

仕掛けられた爆弾の芯管は抜かれていて爆発しないようになっていました。なによりも、解決までの流れが、二転三転するのでなかなか息つくひまもありません。

その中での、右京と神戸の絆と信頼は見ていてこのまま続いてほしいと思いました。

<ちなみに>

打たれた芹沢は、命に別状もなく無事で、しかも病院で彼女と年越しを迎えました。その2ショットの写真を伊丹に送るのですが、いつもの苦虫を噛み潰したような表情ではあったものの、温かさがありました。

以前、裏相棒で芹沢の彼女の写真を見せてもらって「ふふん」でしたが、今回写真での公開でしたが、何がふふんだったのか、未だに分かりません(笑)


神奈川県警の警官として「ザブングル」の二人が出ていていい味を出していましたねー。

大河内の神戸を心配する様子も、なんだか怪しさが(笑)解決時にはどこもかしこも、絆と信頼が満ち溢れていました。

<ロケ地>

・オペラ会場・・・松戸市文化会館(森のホール21) 千葉県松戸市
・平野の妻が出産のために入院してい石森総合病院・・・東京西徳州会病院 昭島市松原町3丁目
・速水がアルバイトをしていたコーヒーショップ・・・メッセモール 千葉市美浜区中瀬
・速水が写真を撮った公園・・・美浜区浜田2丁目 浜田川緑地
・速水と草壁が2人で飲んだ居酒屋・・・酒蔵 厚岸 練馬区東大泉5丁目


吉田栄作と斎藤工の飲んでいるシーンは、必見!ちょっとですが、斎藤工のいい表情が唯一見られます。ぜひ、チェックお願いしますー。





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