2018年12月27日木曜日

ドラマ「相棒」season 16振返りPart2


相棒season16の振り返りです。

3話「銀婚式」

車椅子の妻を大事にしているように見えて、実は違っていたという話でした。


妻の財産を自分のものにしようとする旦那さんが、不倫していて、相手の女性が妊娠!
妊娠したことを、銀婚式の案内状が届くのを待っていた妻が、ドアホンで見てしまう。

様々な事柄が重なり、妻は夫の殺害を企て実行する。妻のことを気にかけたり、妻に恩義を感じていた人達の助けもあって、完全犯罪に見えた。しかし特命係の2人が、捜査で、妻が夫を殺害したことを立証した。

正直、これだけ夫に虐げられていたら、同情してしまうし、出来ればこのまま解決しないでほしいと思ったのは私だけではないはず!


車椅子の妻・菊池桃子さんの変わらない可愛さもあって、ついつい感情移入してしまう話でした。

4話「ケンちゃん」

これ、かなり衝撃的でした。特異体質がどうのというより、努力している人を殺害する理由が嫉妬とか。。。

特異体質だということもあり、女性に縁がなかったとか、お兄さんには下に見られていたとか。。。自分の言うことなら聞くからと自分の利益のために利用したり。人としてどうなの?と思う話で。そういう人物が多く登場していたこともあり、どうも、イラっとした事件でした。

ただ救いは、ケンちゃんが亡くなったことを悲しんでいる人が多かったことでした。優しさはサービス精神旺盛なくらいがいいということに納得!


ケンちゃんは、特異体質で数式を解くのが得意!そこに目をかけていた教授が手取り足取り教えていたのですが。。。数式を解くのが得意ということで、兄は自分の会社の再建のために、入試問題を手に入れ、ケンちゃんに解かせ、その答えを売ろうと企んでいました。

ところが、ケンちゃんは「出来ない」という言葉を最後に亡くなります。手には記号のような文字のような解読不能のサインが。
ケンちゃんは、お兄さんの言う通り、入試問題を解いたのですが、1問だけ間違っていたものがあり、答えが出ない。ケンちゃんは、これは解けない問題だと言うこともわかっていて、お兄さんに「出来ない」と伝えたのですが。真意は伝わらず。
さらに、嫉妬にかられた研究員に殺害されてしまいます。

あまりにも周りがケンちゃんを利用し、下に見ていることが切なく悲しい話でしたね。
ただ、ケンちゃんの人柄を表すかのような「献花」だったり、冠城さんが思い出して話すところは「ほっこり」しました。

だんだんとseason16を思い出してきましたか??


第5話「手巾(ハンケチ)

ここで久々の米澤さんが登場した回です。残念ながら本編での出演はこれが最後でした。
米澤さんが勤める警察学校の転落事件の捜査を依頼され、特命係が動きます。親子の絆というものを感じる話でした。



警察学校で転落した男性・樋口は、冠城の警察学校時代の先生だった。その娘も警察官となっていた。しかし、娘とは本当は血が繋がっておらず、養子として迎えた娘だった。

それは、当時、樋口が関わっていた事件で自殺した男性・桟原は、自殺ではなく他殺されたことを知っていて再捜査を訴えたが却下されていた。当時の事件で犯人とされていた桟原が犯人ではなく被害者だったことを知り、罪悪感から、その娘である真紀を養子として迎えたのだった。



真紀は当時の事件で監禁されていたことを思い出すと同時に、養父・樋口が実父を死に追いやったことを許せないと樋口に告げていた。そのあとに樋口は転落し、意識不明となる。

過去の事件から今回の事件まで追って行く中で、ある人物が浮かび上がる。その当時の事件に関わっていた人物だった。

樋口と真紀が屋上で言い争ってたと証言した警察学校の生徒・手塚だった。手塚の父親が過去の事件の共犯者だったが、1度も捕まっていなかったことから、息子が警察学校へすんなり入学。
手塚は警察の動きを見ながら犯罪を犯すために、警察学校に入ったというサイコパス!
「警察学校は、俺にとって最高の犯罪養成学校」とヌケヌケと言うあたり、異常すら覚えました。

今回の樋口の転落事件がきっかけで、手塚が親子で逮捕され解決となったが、樋口は警察学校へ戻らなかった。
娘・真紀の誤解も解けたのだから、警察学校へ戻って欲しいという冠城に、樋口は首を縦に振らなかった。

タイトルのハンケチですが、樋口のことで真紀が色々と特命係に聞かれていた際、感情を抑えるかのごとくハンケチを握りしめていたところから来ています。

芥川龍之介の短編小説「手巾(ハンケチ)」を連想するものだったのですが、ちょっと読んだことがなかったので、右京さんの解説が有難かったですね。


ハンケチをちぎれんばかりに握って、感情を抑えていた真紀が犯人ではないというところに結びついた一瞬のシーン。

親子の血は繋がっていなくても、親子以上の繋がりを感じたものでした。罪悪感から養子にしたものの、分け隔てなく自分の娘として育てる!これは、今の児童虐待のことを考えると、責任を持って子供を育てることを考えるものでした。

3つの事件が絡まっていたこともあり、ん?ん?となりましたが、最後結びついたことととんでもない人物がいたもんだと呆気に取られました(笑)

さて、続けて6話も振り返りまーす。

6話 ジョーカー 

これは冒頭笑っちゃいました。右京さんと冠城さんがテレビカメラに映り込むシーンはなんとも言えなかったです。

今回は、大河内監察官から(正しくは甲斐峯秋)の依頼で、元警察官・速水の妻が亡くなった事件を捜査することになった特命係。警察官が警察を訴えるという不思議な裁判。自分の妻が亡くなった事件で、証言から「自殺」とされていたが、誰かに脅されていたことや大きなプロジェクトに関わっていたこともあり、「自殺」は考えられず「他殺」ではないかと疑問を持ったのだ。



ところがこの事件、妻は警察の見立て通り「自殺」でした。
父親が法人税法違反を犯していたことに気づき、自首するよう促したが聞く耳持たず、さらに公になるとどうなるかと脅されて、結果、父親の罪のせいで愛してる夫・速水に迷惑をかけられない。でも、この罪に気付いてしまってそれを黙っていることも苦しい。現実を受け入れ、自ら死を選ぶことで父親にも夫にも迷惑をかけず、墓場まで秘密を持っていった。

誰かに脅されていた相手は父親。父親と夫の板挟みに苦しんでいた妻。愛ゆえの自殺なのか、現実に打ちのめされて絶望した死だったのかは、妻にしか分からないものの、亡くなる直前には夫の写真を眺めていたとか。。。辛い。。。


裁判で白黒つけることがこんなに辛い結果を招くとは思いませんでしたね。



ただ、相棒のいいところはシリアスな話もどこか重さを感じず見られるところ!

大河内監察官がラムネを食べていることに気づく冠城さんの嗅覚よ(笑)

さらに、忘れられない恋愛をしてきたのではという鋭いツッコミ!

嗅覚良すぎでしょ。そして、大河内さんの恋愛引っ張ってくるかー?!とつっこんだのは言うまでもありません。

角田課長がちょっと顔出すのも、やはり外せない!大河内さんのことを話しながら特命係に入ったら、大河内さんがいるとか!原始的だけど、笑っちゃいました(笑)

うーん。。。青木はこの話でも、衣笠副総監に告げ口!これは恒例行事か?!こういうちょいちょいツッコミ入るシーンがあるのが相棒の良さだなーと、この話で実感しました(笑)


さて、元旦スペシャルまでもう少し!それまでseason16を見てみるというのもいいですよね。




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