2015年10月28日水曜日

ドラマ相棒シリーズのレギュラー 刑事部長と参事官の謎

相棒シリーズレギュラー内村刑事部長と中園参事官


相棒での役割は特命係を叱り、注意し、捜査をやめるようにいう係のような感じになっている。



二人とも右京よりも階級は上なのだが、タジタジになる場面も。実際、人柄もドラマ見たままのキャラだが、唯一数少ない、初回からのレギュラー。


<内村刑事部長>



内村 完爾(うちむら かんじ)警視庁刑事部長(警視長)。

餅やウィスキー(特にレッドカウ)が好き。年末の家庭での餅つきは大事にしている。ウィスキーの悪い批評をされるとすねる・いじける・不愉快な表情になる・と大人げない。

口癖は「ばっかもーん」(波平さん?!)・「俺は何も知らなかったことにする」(あ、逃げるのね・・・)

警察のイメージを大事にしていて、悪くなるようなことや不祥事には「臭いものには蓋を」のタイプでもみ消そうとする。

しかも自分に都合の悪いことや不利な状況は苦手なので、自分の意思を簡単に180°変える。

特に自分よりも階級が上の人物には、めっぽう弱い。上司・部下からの評価は低い。ここまでくると、可哀想な。。。

特命係のことは目の敵にしている。なにかと口うるさく干渉してくる。しかし、警視庁に「我々は、独自の捜査網を持っている」と特命のことを匂わしている。


ちゃんと認めているのね。しかも、口うるさく干渉しながらも、事件の進展も聞いてくる。もうこの際だから認めたらいいのにと思うのですが、そうもいかないのでしょうね。

<中園参事官>


中園 照生(なかぞの てるお)警視庁刑事部参事官(警視正)。こうやって肩書書くと、凄い人なのね。

主な役割は、刑事部長と共に、特命係に干渉し、
・ケチをつける
・刑事部長にお茶を淹れる。
・コバンザメ
・腰ぎんちゃくとも言われている。

刑事部長からは面倒を押し付けられることが多い。

表では刑事部長と同じく、毛嫌いするような態度を取るが、内心は頼りにしている。

特命係の押しに負けて、情報をながすこともある。
しかし、刑事部長がいない時には、自分から情報を流すことも。
事件の早期解決へ向けての気持ちは、刑事部長よりもあるかも知れない。


お気の毒なのは、不祥事が起きたときのマスコミを前にしての謝罪会見はいつも中園。凄くプレッシャーだし、ヘタなことはできないし。。。胃が痛くなる立場ですね。

ちなみに奥さんと子供がいて、奥さんは霊感が強いらしい。今までの出世は、霊感の強い奥さんのおかげだと言っている。


こんな中園参事官、最近は内村刑事部長に、少々反抗期。

刑事部長の意見に納得いかず、部屋を飛び出したり、杉下のほうが頼りになると言ってみたり。

おいおい、いいのか?大丈夫?と心配になっています。


<警視庁の上下関係>

結構分かりにくいので、役名で並べていきます。

ちょっと、硬い文字が並びますが、ご勘弁を。

警視庁長官・金子文郎

→警視総監・田丸寿三郎


→警視総監次長・甲斐峯秋(シーズン14では坂の上だったが失脚)



→長官官房長・小野田公顕→副総監・長谷川宗男(元副総監)

この下に(ここからは役職省略)

刑事部長・内村→大河内・中園→角田→右京→神戸・陣川→亀山・甲斐享・伊丹・三浦(途中昇進)・米沢・大木・小松→芹沢

となっている。(なんと芹沢さん最下位ですね。)

特に内村は、自分よりも上からの指示・お咎め・注意・苦情などで180°姿勢を変える。
毎回ドラマのどこかで出る行動なので、どうしようもない上司だなとついつい思ってしまう。

そのそばにいる中園は、色んな板挟みに悩んだり憂鬱になることもしばしば。

警察機構ってほんと、縦社会だと、これでよくわかります。

でも、これも、相棒シリーズの醍醐味ですね。

<なぜか特命係に期待する刑事部長>

特命係を目の敵にし、怒り、ケチをつけては、捜査をやめろなどと言う。しかし結局いつも事件を解決するのは、特命係。この手柄をいただくのは自分たち。これが毎回。



と考えると、自分がラクをして、無害で、事件を解決出来て、手柄をもらえる。自分のイメージを悪くすることもない。

こういう器の小ささに、中園もいい加減分かっているのだろう「あの男に考えなどない」とまで言われちゃってます。

刑事部長、そろそろ甘い蜜を吸っているだけなのも限界ですよー。特命係を認めるような発言もしているし、歩み寄りを。。。などと視聴者としては考えるがそうもいかないし、ないだろう。

しかし、ここまで慕われていない上司も珍しくてかわいそうになる。

そんな上司と一緒にいる中園は、時々反抗期に入る。この先中園がどう接していくのか、変化があるのか気になるところ。霊感のある奥さんにアドバイスをもらっているのかな。

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