ドラマ相棒シリーズの鑑識官 米沢守の魅力

相棒シリーズの縁の下の力持ち　米沢守

警視庁刑事部鑑識課員・巡査部長。自分のことを「私」という。

基本的には丁寧語・敬語。トレードマークはおかっぱにメガネ。

愛嬌のある人柄で、鑑識技術は他より群を抜いている。ほかの鑑識課員のリーダーとして動くことも。

＜米沢　守＞

当初は「変人」右京と関わるのを嫌がっていたが、右京の捜査手腕・考え方に魅了され、いまでは「敬愛する刑事」と言っている。

特命係の存続を希望していて、捜一が得た事件の情報を流したり、捜査現場にを伝えたりもする。

捜査一課からは、特命係と仲良くしていることで目をつけられてしまい、板挟みになることも。

それもあってか捜一が苦手。

私生活では、奥さんに逃げられて、今でも探している。（詳しくはスピンオフ映画で！）退職後には小料理屋を開くのが夢。

落語が好きなことは有名な話だが、読書も好き。人気作家の本が、職場のデスクの引き出しに入っていることも。

そのほかにも、アナウンサー・鉄道・漫画・ゲームなど、多趣味でほぼ極めている。一般に言われるヲタやマニアの域をこえて、専門家になっている。

＜米沢守の存在＞

今は敬愛する刑事として、右京を尊敬しているが、以前は全く違っていた。米沢自身、鑑識としての誇りと信念があり捜査にあたっている。

しかし、同じものを右京に感じたのだろう。右京の行動や推理、捜査手腕は、米沢の心をくすぐり鷲づかみにしたような感じを受ける。

それを感じさせるのは、米沢からの情報の得方。以前は取り引きというか、物と情報交換のような感じだった。

今ではそういう交換がなくても、自分から鑑識結果・捜一の情報を流すようになり、最近では右京のいるところまで鑑識で足を延ばしている。

例の事件のこともあり（米沢　最後の挨拶）、米沢の右京への敬愛ぶりが多くなったようです。

右京にとってもそれは同じでした。米沢は、警視庁の中でも、自分を理解してくれる数少ない人の一人なのです。鑑識の腕をかっており、右京は何かと米沢に頼むのです。

特命係が犯人を追いつめていくときには、鑑識技術で援護してくれる、頼もしい味方なのです。

それに、右京が苦手とする分野に詳しいのが米沢だったりして、お互いの足りないところの知識を補う仲でもあります。

捜一にとっても、米沢の鑑識技術がすごく大事なので、縁の下の力持ちでありながら、捜一・特命からモテモテの米沢さんなのです！

＜右京との共通点＞

落語が二人とも好きで、CDやDVDの貸し借りをしているのです。米沢の携帯の着信音は、落語関係。はじめのうちは右京が情報を得るために、名人のテープやCDなどを贈っていました。

ちなみに人気作家のサイン入りの本をわざわざ入手して、米沢に贈ったこともあります。小説の趣味も似ているのです。

落語が好きで、小説の趣味も似ている二人ですから、馬が合っていくのもわかりますね。

＜米沢守　最後の挨拶＞

「え？米沢さん、相棒を卒業？！辞めるの？」

この事件は、米沢守がはめられた事件でした。

相棒シーズン１３の１１話です。

鑑識官として関わった事件のDNAサンプルからいずれも米沢のDNAが検出され、何も悪いことはしていないのに、あわや辞職？！というところまで追い詰められた事件です。

クビが決まりそうで、しょげている米沢さんを見るのが痛々しく。。。

本当に卒業なのかと寂しくなりながら見ていました。

全部、自分が悪いのだと。体調管理ができておらず、風邪をひき、そのときのくしゃみがサンプルに入り捜査の邪魔をしてしまった。

こんな米沢さん、見ていられない！というくらいのものでした。

結局は、自分の先輩が仕事のミスを米沢になすりつけたものと、マンションの管理人にはめられたのとで二重のショックでした。

そんな米沢さん、相当のショックを受けているかと思ったら、かっこいい！米沢さんは、自分がはめられたことよりも、自分の仕事「鑑識官」としての誇りを汚されたと怒ったのです。プロ鑑識官！！

個人としては米沢さんのキャラが好きなので、去られるのはとても寂しいし、解決して本当に嬉しいです。

今回は今まで助けてくれていた米沢を、特命係がサポートして解決したというものでした。本当にいい関係ですね。

＜一躍有名になった鑑識の仕事＞

これは、毎回活躍していると思うのですが、やはり「米沢守の事件簿」！これですよね。

「絶体絶命４２．１９５km」の映画の続きというか、スピンオフの話が映画になったのです。

これで鑑識という仕事がさらに認知され、なりたいという人が増えたというくらいの映画です。

この話は、スピンオフ特集でお話ししたいと思います。

お楽しみに！。