[メインキャスト 杉下右京]
[真実を追求し正義を貫く]人材の墓場と言われる特命係の杉下右京。推理が好きで、些細なことから手がかりを掴むことが非常に得意。正義と真実にかける想いは人一倍。
<人物像>
冷静で理論的な性格。多才・多趣味で、チェス・ピアノなどが得意なうえに、知識が豊富で様々なことを知っていて、周りを驚かすこともしばしば。紅茶が好きで、特命係にはティーセットが置いてある。
過去に推理小説を書いていたことがある。ロンドンが好きで、何かあるとロンドンへ行く。
右京が通う「花の里」の前の女将「たまき」は、右京の元妻。日本酒を好む。食事の最後は、お茶漬け。梅と酢豚に入っているパイナップルが苦手な一面も。
切れ者の変わり者とも、周りには思われている。
<特命係が出来たきっかけ>
右京が捜査2課にいたときに起きた事件がきっかけ。外務省外交官の自宅が武装集団によって占拠される。この事件を極秘のうちに終わらせるため、小野田官房長(当時 公安部参事官)が作ったのが「緊急対策特命係」
右京は人質解放のために、犯人グループと交渉を続けます。ところが、上層部の「事件を早急に解決しろ」の命令により、小野田は「強行突入」を決める。
人質解放を優先させたい右京と激しく対立。結局、小野田は「強行突入」を決行してしまう。
人質1名、突入したSATにも死者が出るという最悪の結末になる。これが「緊急対策特命係」の最初で最後の事件となる。
警視庁と警察庁のトップの話し合いにより、小野田は警察庁に。そして出世コースを歩む。右京は責任を取る形で。一人だけの緊急対策室への左遷。
強行突入、死亡者が出たこと、自分の置かれた状況に激怒した右京は「緊急対策特命係」と書いてあるプレートをたたきつける。その時に割れて残ったのが「特命係」の文字。
このときの右京さんの激怒は、最初で最後かと言うくらいの迫力がありました。ここから特命係が始まります。「二人だけの特命係」「相棒シーズン1」は、特命係は割れたようなプレートが掛かっていましたが、シーズン2以降はキレイになっていましたね。
<小野田官房長>
「特命係」を作ったのは小野田官房長であり、自分だけが出世コースを歩んでいることに甘んじることはなかった。責任を感じていて、右京を含む生き残った3人を「自分を殺してもいい人間」としている。右京もそれを汲み取っていたのか、内々のこと、事件のこと、何かあるたびに一緒に食事をしている。もちろん恩は作りたくないところはあり、自分の分は自分で払うスタンスは最後まで変わらなかった。静かながらも対立している場面では二人だから言い合える関係が見え隠れしていた。
小野田官房長は、ある意味「相棒」だったのかもしれない。
まさか亡くなるとは思わなかったですよー。回転寿司で使った皿をレーンに戻してみたり、奥さんが旅行しているときに美味しいものを食べようとしたり、右京さんを誘ったり。おちゃめな官房長と冷静に受け止める右京さんのやり取りは「クスッ!」っとするものがあって好きでしたー。
<右京の警察庁での立場>
人材の墓場と言われていて、亀山が来るまでは6人辞職している。中には1日持たなかった警察官も。プレエピソードでは、米沢にも伊丹にも全く相手にされなかった。
右京と亀山の活躍が、事件解決につながるようになっていくことで、次第に距離が縮まる。
厄介な特命、関わりたくない特命・右京と思っていても、実際に言っていても、一目置かれていることに変わりはない。
これからも、杉下右京の活躍が楽しみですねー。
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